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ーここにあるのは、あの戦いの後で私達が回収した日誌や、仲間達が書き残した日誌だ。今回は、本編では触れる事のなかった事実をここで知らせたいー
研究医師の日誌
俺達双子がここに来てから5年が経つ。
最初は何が起きたのかが分からなかったが、
昔はあんなのが大繁殖していた島があったというが、
もし現存していたらこの世の終わりだと思ったな。
幸いにも、その島は多聞丸様が妖怪四人組をそそのかして滅ぶように誘導してくれたから、一件落着だった。
だが、今も半妖の連中はうじゃうじゃうろついていたから、
ナチは片っ端から捕獲してここに連行してきたんだ。
俺達の仕事は、それを殺処分ついでに実験し、
ホルマリン漬けサンプルにする事だった。
しかし、それは予想以上の成果を出したものだ。
こいつらの遺伝子と一部の薬品が結合し、
新たな成分を抽出出来たんだ。
それは癌細胞を除去出来る優れものであり、
末期癌の患者にも有効である事が分かった。
これを商品化すれば、莫大な利益を得られるだろう。
それ以外にも複数の物質を抽出する事に成功し、
いずれも莫大な利益を見込めるものばかりであった。
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