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ーこれは、たった今仕上がった報告書だ。これには、更なる記録が詰まっているんだー
�‘�暮神社とフリーライター
日暮神社は、私にとっては第二の実家だったけど、叔母の生家でもあったんだ。
私がそんな日暮神社に導かれたのも、
ある種の運命だったのかもしれない。
この神社には、私が戦国に帰還する3年前からある人達が来ていた。
以前も述べた叔母の級友達と、
フリーライターのマンディ・竜造寺さんだ。
彼は以前、この神社の周りで起きていた事件に興味を持ち、
この街に移住して来たんだ。
それ以降は、多くの人達に対して聞き込みを行い、
叔父一行については、ある程度の情報にありつけていたんだ。
前も紹介した叔父の正体予測において、
いくつかの説を唱えたのはこの人だったんだ。
彼は僅かに現存していた叔父の映像や画像を見て、
正体に近付いていた。
しかし、叔父が現代に来られなくなって以降は、
その調査も行き詰まる事になった。
けれど、私がこの時代に現れると、再び活動を再開した。
彼は叔母の級友からの情報と、
私が現れた際の情報を照らし合わせ、
私が戦国時代からやって来た事を突き止めたんだ。
しかし、それを公表する事は敢えてしなかったんだ。
かつて肉づきの面が復活した際、大勢が死亡してしまう大災害に発展してしまった。
もし全てを公表しようものなら、
未曽有の大混乱と日暮神社へのバッシングに発展してしまうと考えていたからだ。
彼は相応のモラルは持ち合わせていたから、
人を犠牲にしてでも稼ごうとはしなかったんだ。
むしろ、私達が時を超えた事に意味を見出し、
自分が知り得た事を叔母の級友達に伝えてくれたんだ。
そのお陰で、私達はあれだけの支援を得る事が出来たんだ。
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