検索窓
今日:9 hit、昨日:39 hit、合計:346,970 hit

近付く. ページ11

2人とも椅子に座り、アナウンサーの方は気を利かしたのか退室して、終始ニコニコしてる大谷さんと話を進める。


大「知ってるかもしれないんですけど、デビュー当時からファンで、LIVEも行きたかったんですけどどうしても都合合わなくて、だから今すごく嬉しいです!」


目をキラキラして話す大谷さんは年相応というより寧ろ少年のようで、少し可愛い。


 『正直言うと今回話題になってから大谷さんが私のファンだと知りました。沢山のアイドルの中で私を応援してくださり本当にありがとうございます。』


お辞儀をすると、ワタワタと慌てて頭を上げるように声をかけてくれる大谷さん。人柄も良いんだろう。


大「聞きたいことがあって、気のせいかもしれないんですけど、準々決勝の時目が合いませんでした?」
 『あ、それ私も聞きたかったんです。目合いましたよね?』


うわー!やっぱり!?とテンションが上がった大谷さんはそのまま私の手を取り


大「運命ですかね!」
 『偶然ですかね。』


私の返答にショボンとしてしまった大谷さん。なんというか、マウンドに立ってる時と全然違うな。


 『でも今日こうやってお会い出来たので、もしかしたら運命かもしれないですね。』


私の言葉にチラッとこちらを見てムスっとする大谷さん。


大「俺はあの瞬間にビビッときたのに。」
 『頑固ですね、大谷さん。』


ハハハッと笑い合ってたらアナウンサーの方が入ってきてそろそろ時間だと言われた。


 『WBC優勝、MVP受賞本当におめでとうございます。これからもお体に気をつけて野球続けて下さい。』
大「今日会いに来てくださってありがとうございます。是非また試合見に来てください。」


その時にはホームラン打ちますよ!とバットを振るジェスチャーをする大谷さんに笑って収録は終えた。


ア「ではAさんは次のスケジュールがあるので、」
大「あの!」
 『はい?』


退室しようとした私の手首をやんわりと掴み緊張した面持ちでこちらを見る大谷さん。


大「さっき言ったの冗談じゃないんです。これっきりにしたくない。連絡先教えて下さい。」


お願いします、と頭を下げる大谷さん。今世界が注目してる大谷さんが頭を下げて連絡先を欲している。


 『頭を上げてください。』


私よりだいぶ上にある彼の顔を見上げながら笑いかける。


 『返信早い方では無いんですけど良ければ。』


連絡先を書いて彼に渡すと大きな手で大事そうに懐にしまっていた。

連絡.→←ドッキリ.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (440 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2115人がお気に入り
設定タグ:大谷翔平 , SnowMan , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みぃさん(プロフ) - 更新待ってます! (8月13日 9時) (レス) id: de3028b189 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ(プロフ) - 更新楽しみにしています!!応援してます!! (6月17日 0時) (レス) @page19 id: 2e9e08b902 (このIDを非表示/違反報告)
ame00charme86(プロフ) - いつも更新をめちゃくちゃ楽しみにしてます。応援してます。頑張って下さい。 (2023年4月24日 17時) (レス) id: e49d483ad0 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - お、面白過ぎです!好きです!大好き!更新頑張って下さい!応援してます! (2023年4月11日 0時) (レス) id: eaaa70de2b (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - みぃさんさん» 楽しんで頂けたら嬉しいです。準決勝・決勝の会場はリアルと一緒でアメリカとなってます。主人公は日本で中継を見ている設定です。色々設定が甘いところがあると思いますが、温かい目で見て頂けると幸いです。 (2023年3月30日 22時) (レス) id: adb633a8e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えくぼ | 作成日時:2023年3月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。