１０人目は仕事人

大仕事 ８. ページ37

ユ「賑やかだな。」
　『あ、ごめん。外出るね。』


いや、寒いからやめとけ、と言うユンギにお礼を言って通話を続ける。


阿「まだSUGAさんいるの？」
　『配信終えたばかりだしね。賑やかだな、て笑ってるよ。』


おぉ、すげー！とめめの珍しくテンションの高い声が聞こえた。


佐「お前、本当にすげーやつじゃん！」
　『私が、というよりユンギがね。』


ユンギだって、ほんとに呼び捨てだよ、とザワザワしている向こう側。その話さっきしたよ。


渡「最近休憩中に休憩しねーな、て思ってたらこれだもんな。Aは俺をどうしたいの。」
　『あ、うん。どうもしないね。」


マジレスつらっとふとふざけてる翔太くんは放っておく。


宮「まさか韓国行った日に公表すると思わなかったよ。」
　『ははは、私も同じだよ。でも１ヶ月ってあっという間だからね。さっさと公表して後に備えよう、て判断だね。』


無理しちゃだめだよ、と声かけてくれる涼太くんにお礼を言う。


ラ「Aちゃんが遠くに行っちゃった。」
　『どこにも行かないよ。１ヶ月したら帰るから私の居場所無くさないでね。』


無くなるわけないじゃん！とラウが言ってくれる。可愛すぎて辛い。良い子すぎて眩しい。


ユ「あ、俺もメンバーからかかってきた。」
　『気にしないで出てね。』


放っとくと後が面倒だからな〜、とユンギも通話を始めて向こうもこっちに負けず劣らず賑やかな声が聞こえてくる。


佐「ミニアルバム買い占めるからな！」
　『ありがとう。でも破産しないでね。』


任せろ！破産しても買う！と意気込んでる大ちゃんを誰か止めてあげて。


深「世界のAになっちゃうのか。なんか寂しいな。」
　『その前にSnowManのAだけどね。』


そう言ってくれると安心するわ、と笑うふっかさん。珍しく本気で寂しがってそうだ。


ユ「話し中ごめん。メンバーがAと話したがってるんだけど、」
　『あー、了解。』


またかけるね、と通話を切ってユンギの通話に参加する。ユンギ以外の６人が集ってるみたいで、初めましてから始まってワイワイ話をした。


ジン「ユンギが最近ニヤニヤしてたのはAさんと連絡取ってたからか〜。」


ソクジンさんが揶揄っているのが分かるけど、こちらとしてはどういう反応したら良いか分からなくてハハハ、と笑うしかない。


ユ「余計なこと言わないでください。切りますよ。」


ブチッと容赦なく通話を切るユンギにまた笑った。

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