第九話「恐怖！乙女の嫉妬は怖い2」 ページ9
ｰｰｰｰｰｰｰ
「で、どうしたのかな子猫ちゃん。」
「こ、こね…！？…あ、うん、えっとね…」
可愛い女の子に呼び出され、人気のない廊下角に連れ出された。
今までにこんな事がなかったものだからつい感情が高ぶり変態発言をかましてしまった。
やれやれ危ない。
幸い彼女は気にしていないようだからＯＫ。
問題ない。
「アイス君の…事なんだけど…ね？」
「あー、うん。」
やっぱりイース君か…
って何がっかりしてんだ私！！
がっかりするところ違うだろバカ野郎！！！！
自分で自分にツッコミを(もちろん心の中で)入れながら彼女に答える。
思わずツッコミに力み過ぎて笑顔が物凄いことになった気がするけどどうだろうか。
あれ？何か女の子怯えてる…？？？
「あ、…だ、大丈夫？」
「あー、うん。」
「中村さん…何かさっきから言ってること同じだね…」
「え、マジ？」
「うん。」
女の子が私の言葉に微笑む。
うわぁスゲェ…ヤベェ可愛い。
内心すごく話しかけられて嬉しいけど、イース君が話題なのがなんだか気乗りしない。
彼女の答えだけには答えないと。
わざわざ学生の娯楽昼休みを潰してまで来てくれたんだから。
「で、イースたんがどうしたの？」
「たん…！？…いや、誕生日とか知らないかなって…仲いいし、あ、あのね、？私普通にアイス君が好きだから、全然下心とかないの！アイス君のお誕生日わかったらケーキ焼いてあげようかなって思って…それで…」
彼女の声は最後尾には消えいりそうなほどか細くなった。
ああ、いい子なんだな。
そう思った。
「うん、いいよ！と、言いたいところなんだけど…」
彼女は私の言葉に犬のように顔を輝かせた。
よし、こうなったらとことん応援してやろうじゃないの！！
「私も知らないんだ！明日でよければ後で聞いておくから教えるよ？ね？」
「ほんと！？ありがとう！！」
ふふ、可愛いなぁ。
頬が緩むのがわかる。
男女差なく可愛いは正義だよね。わかる。
昼休みが終わりそうだったので、
最後に二人だけの秘密だと約束してから別れた。
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どこかズレている夢主ちゃん。
好意がうまく伝えられないアイス君。
次回はこの夢主ちゃんの約束のせいでふたりの関係が大きく左右されます。
でも大丈夫！
きっと素直になれるから。
第十話「ちょっと意味がわからない。1」→←第八話「恐怖！乙女の嫉妬は怖い2」
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餃子(ちりめんじゃこ)(プロフ) - つゆさん» ありがとうございます。もう一方の小説を完結させてからこちらを更新致します。気長にお待ちください。 (2015年3月20日 13時) (
レス) id: 06633a4e4f (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - 更新待っています (2015年3月20日 13時) (レス) id: 5f245aeec6 (このIDを非表示/違反報告)
餃子(ちりめんじゃこ)(プロフ) - 蒼藍さん» 楽しみにしていてください（笑） (2015年2月21日 11時) (レス) id: a953daca27 (このIDを非表示/違反報告)
餃子(ちりめんじゃこ)(プロフ) - スノーデイさん» ありがとうございます。北欧は初めてですが精一杯書かせていただきます (2015年2月21日 11時) (レス) id: a953daca27 (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍(プロフ) - うおおおお!これからアイスがどうデレるのかたのしみです(≧▽≦)これからも更新頑張ってください! (2015年2月20日 21時) (レス) id: 5d8f5dc764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餃子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2015年2月15日 23時
