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『カナヲ。お風呂ありがとう。』


私はしのぶちゃんとカナエさんとカナヲと4人で談笑した後、



カナヲの部屋で二人で話していた。



『カナヲ…あのさ…』



カ「時透君の事…?」



え、



『なんで分かったの?』



カ「私はAの親友だよ?」



『そうでした(笑)私ね。』



カ「うん。」



『時透君の事、好きになっちゃった、かも…?』



カ「そっか。」



『驚かないの?』



カ「だってA、時透君にはいつもの嫌な感じしないんでしょ?」



『うん。時透君や炭治郎たち以外の他の人は相変わらずだけど』



カ「それって、時透君は特別って事でしょ?」



それにAったら時透君を見つめっぱなしじゃない。



なんてカナヲが言うもんだから顔に熱が集まる。



『そっ、そうゆうカナヲは?』



カ「私は…炭治郎が好きなの。」



『え!全然気づかんかったよー!そーなんだ!!』



カ「うん。ずっと、ずっと好きなの。」



そういうカナヲの目は世界の誰よりも女の子の目をしてた。



カ「でもね、炭治郎は好きな人がいるの。」



『え…』



カ「私じゃない人が好きなの。私じゃ手が届かないような素敵な女の子なんだ。その子。」



『カナヲ…』



カ「A、応援してるよ。Aが思うようにすればいい。」



カナヲは悲しげに微笑む。



『私も、カナヲの事誰よりも応援してるよ!お互い上手くいくといいね!』



なんだか私まで切なくなって



その日はカナヲと抱き合って泣いた。



もし、もしも時透君に好きな人がいたら…?



そう思うと苦しくて、



カナヲはもっと辛いんだろうなってまた苦しくなって。



カナヲの言った言葉の意味を知らずにいた私は本当に愚かだと思う。



どうかカナヲの恋が叶いますように



そう願い眠りについた。



セミの音が響く、涼やかな夏の夜。

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名無し - 昔の作品に言うのも何ですが...wwトレスしてて草www (2021年4月20日 23時) (レス) id: 4ad25175e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2020年5月16日 17時

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