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10 炭治郎side ページ13

合宿のペア決めの時間。



Aとカナヲはクラス委員だから皆に指示を出し落ち着いてきたところで合流してくるようだ。



カナヲが先に合流できたのでAを探していた。



見つけた!



すぐ合流できそうだ。



皆も探していたので伝えようと振り向いた時だ。



善「あれ、Aちゃん、時透君と何話してるんだろ?」



善逸の声にAがいる方向に向き直る。



頬を赤らめ、何かを話す2人。



それはまるで物語の中から出てきた主人公とお姫様(ヒーローとヒロイン)みたいで。



俺はそれ以上見ていられなくて目を逸らす。



玄「え、、あの2人…」



善「運命って本当にあるんだね。2人から恋してる音がする。」



2人はこちらに近づいてきているようだ。


2人の匂いがする。


愛しいと想い合う匂いがする。



『ごめん!皆!おまたせ!時透君も一緒でもいいかな?』



カ「もちろん。」



玄「よろしくな!」



時「よろしく…。」



善「じゃ俺、炭治郎とカナヲちゃんと伊之助と組むからさ、玄弥がAの方に行くのでどう?」



カ「いいと思う。男女ペアだからAと一緒になれないのは残念…」



伊「俺もいいぜ!この前の実習はAと一緒だったからな!今回は権弥の番だ!」



善「誰だよ!?玄弥だ!玄弥!!」



そんな流れを眺めた。



嫌だ。



Aが時透君と一緒だなんて。



そんな事を思っているうちにカナヲ達はプリントを出しに行ってしまい、



俺とAと時透君だけになる。



『炭治郎…?大丈夫?』



Aの声に慌てて顔を上げる。



炭「あ、あぁ!」



Aの手は時透君と繋がれたまま。



『あっ、えと、時透君、その、』



俺の目線で気がついたのかAの顔がほんのり赤く染る。



時「ん?どうしたの?」



『その、手を…』



時「…Aは嫌?」



『え、嫌では…ない…よ…』



時「じゃあ、もう少し。」



『うん…。』



少し俯いて赤くなる少女はとても綺麗だった。



けど俺は君のそんな表情が、



俺でない誰かに向けるその表情が



どうしても好きになれない。

11→←9 無一郎side



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名無し - 昔の作品に言うのも何ですが...wwトレスしてて草www (2021年4月20日 23時) (レス) id: 4ad25175e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2020年5月16日 17時

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