秋元詩郎に弱みを握られる女の子の話

15話 ページ15

⚠︎秋元さんがちょっとクズです！




(⁉︎ここって…)



Aは秋元に無理矢理部屋に入らされる。

「なっ……何のつもりですか……！」

『何って……ここに男と女が来たらやる事は一つしかないでしょ』


秋元の目を見たAはゾッとした｡

秋元の目は獣の様な、狂気じみている様な目をしていて、冗談を言っている様ではなかった｡

「っひ…！やだ…！帰る…！離して！」

ドアノブに手をかける、だが、秋元が逃すわけなく、

『帰す訳ないじゃん』

あの時の様に後ろから抱きしめられる｡

目の前にドア、後ろに秋元
その上両手を押さえつけられて、足を絡められる｡

秋元はAの耳にフゥーっと息を吹きかけ

挙げ句の果てには首筋に噛み付いてくる。


「ひあっ…⁉︎」



『やっぱかわいいな〜、あ〜でもこの体制だと顔が見えないな』

クルリと体制を変えられ、秋元と向き合う形になる。

『うわ〜ちょっと噛んだだけでその表情？やば〜』

ニヤニヤしながらAの顔を見つめる

Aは恥ずかしくなり顔を逸らす｡

それが気に入らないのか、秋元はAの顔を掴み、自分の方に向ける。

『ねぇ、もしかして男とヤッた事ない？』

その言葉でAは顔を赤くする｡

『あっ、図星？へぇ〜俺超ラッキーじゃん
まさかキスもした事ないとか？』


「なんで…こんな事するんですか…？」

Aは泣きながら秋元に聞く｡

『ん〜？そんなの決まってんじゃん』



『あんなおてて繋いで飯食いに行って、はいさよならで終わる訳ないでしょ？
てかこーゆー事されるってわかってて今日会ってくれたんじゃないの？』

『それに最近俺暇してたんだよね〜だからちょうどいいかな〜って思ってさ』

(まぁ、嘘だけど)

『ま、運がなかったと思って大人しく俺に抱かれなよ』

すると秋元はAを抱き上げ、ベッドに連れて行く｡

(どうしよう…！どうしよう！)

ベッドに下され起き上がろうとするが、
秋元の方が早く、そのまま馬乗り状態になる｡

「やっ……」



Aは秋元の肩を押すが、全く無意味だった｡

『それで抵抗してんの？かわいー』

秋元は片手でAの両手を上に縫い留める。

『じゃあ、Aチャンの初めてのキスもらうね〜』

秋元の整った顔が近づく｡






互いの唇が触れる｡

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