_486 - hokuto side - ページ37
映画館を出て向かった先は、最近ゆっくりした休みが無くてずっと行けていなかった彼女行きつけの洋服屋。
『夏服買ってもなあ…着ないまま夏終わりそ』
「俺とのデートで着てよ」
『次いつデート出来るの〜〜〜』
「それはA次第」
付き合ってからずっと、デートの時は必ず俺が選んだ服を着てくれる彼女。
それが嬉しくて、つい買いすぎてしまって着ないままクローゼットに眠っているのも何着かあるとかないとか。
『あっ！見て、これ可愛い！』
「お〜可愛い。こっちは？」
『かっわいい！！！』
何だかんだ言いながらも、洋服たちを目の前にしたらあれもこれもと選んでしまうのが彼女で。
「っ、ふは。買っても着ないまま夏終わっちゃいそうなんじゃなかったの？」
『そうだけど〜、、ほくとが選んでくれる服は全部可愛いし全部着たいんだもん』
「他の人は可愛いって思わなくても？」
『ほくとが思ってくれるだけでいーのっ』
樹曰く、
「変な色のジャージ」とか
「変な柄のTシャツ」とか
「いつ着んのそんな服」とか
彼女の独特なセンスだって、寸分の狂いも無く俺の趣味にハマっているから一緒の買い物も毎回めちゃめちゃ楽しい。
俺が選んだ洋服を両手いっぱいに抱えてレジに向かう彼女からひょいっと奪えば「え、」と戸惑う彼女。
「俺が着て欲しくて選んだんだからプレゼント」
会計を済ませて店を出れば「ありがと」と微笑む彼女が愛おしくて、ショップバッグを1つ持ってあげると俺の左手に腕を絡ませてくる。
「なあによ」
『手繋ぐのもいいけど、腕組んで歩いてた方が目立つかなあって』
「なにそれかわいっ」
『私のほくとですよ〜って言いふらして歩きたい』
「いいよ？」
『ばあか。それはさすがにしません』
映画を観て、買い物をして、誰が見たって普通のデートだけど今日はやっぱり特別な日で。
7年間も俺と一緒に過ごしてくれた彼女に日々の感謝を伝えるために、予約しているレストランがあるホテルに向かった。
「松村です」
予約の1時間前に到着したのも計画通りで
それぞれ係員の人に案内され、戸惑う彼女の後ろ姿を見送り、30分後にディナーに相応しいドレスコードで対面した。
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あやめ(プロフ) - るるさん» レスいただけると思っていなかったので、嬉しいです！ありがとうございます！熱かったです、もしかして北斗くん読んでる？と思いました🤣今また最初から読み返しているので、またコメントするかもしれないです🤲🏻 (2022年10月11日 8時) (
レス) id: 4efdadfee1 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - あやめさん» お返事遅くなってしまいました〜〜〜(；；)イケナイ太陽リクエストは熱かったですよね🥺🥺💓さらーっとですが書かせて頂きました🥰些細なコメントめちゃくちゃ嬉しいので今後も是非！！！！！笑 (2022年10月11日 5時) (レス) id: f19a959cc8 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - いきなりすみません！！今日のANNで北斗くんがイケナイ太陽リクエストしてたの聞いて一瞬にしてこちらの最新話思い出しました！なんかコメントしたくなっちゃってきました。いきなりごめんなさい (2022年7月31日 0時) (レス) @page28 id: 4efdadfee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2022年6月9日 3時
