ほくとくんは彼女に溺愛中２

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Aがドラマのクランクアップを迎えて、俺も朝ドラの撮影が全て終わった。





『 お疲れ様でした。』


「 Aもお疲れ様。」




久しぶりに2人での外食。



どこか良いところに、と思ったけどいつもの焼き鳥屋が良いと言われて2人でカウンターに座る。



「 他のところじゃなくて良かったの？」


『 全然ここで良い。クランクアップしたら焼き鳥にビールって決めてたの。』


「 ふはっ、そっか。」




撮影中は食が細い彼女も、ドラマが終わればこうやって好きなものを好きなだけ食べる姿がまた可愛くて。




「 次もドラマあるでしょ？食べすぎたら衣装合わせ大変になるよ。」


『 太った時はそれに合わせるしかないね。』


「 そういえば、田中さんから連絡来てた。」


『 え、いつの間に連絡先交換してたの！？』


「 こないだ。家のことでいろいろ連絡取ってて。」


『 知らなかった、言ってよ。』


「 俺より忙しいじゃん。」


『 北斗だって忙しいでしょ。』


「 何個か候補出してもらったからさ、今度休み合わせて見に行かない？」


『 行く！私、今週末に2連休ある。』


「 俺も日曜日は休み。明日田中さんに不動産屋さんに連絡しておいてもらうね。」





お互い仕事が落ち着いて、休みも合ってようやく一緒に内見に行くことが決まった。
　

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