ほくとくんは彼女に溺愛中２

_53 ページ4

　
　
　
　
　
6月18日は北斗の誕生日。



今年はお互い仕事で、その日のうちに顔を合わせられるかどうか分からないまま今日は16日。




「 A、明日って帰り遅い？」


『 夜まで撮影…………北斗は？ 』


「 俺も何時に帰れるか分かんないや。」


『 日付変わる瞬間に一緒に居たいなぁ……… 』


「 俺も。」



付き合ってからずっと、なんだかんだでお互いの誕生日は一緒に過ごせていたから、この時期に2人とも仕事が重なったのは初めてのことで




『 プレゼントまだ用意出来てなくて、、今度渡すから待ってて？』


「 一瞬でも一緒に過ごせたらそれでいーよ。」






北斗の腕枕で眠りについて、朝目が覚めると彼の姿はもうなかった。



『 最近こんなんばっかだなぁ、』




どちらかが早く家を出て、どちらかが深夜に帰宅することが増えて、私の家に帰ってきてはくれてるけどすれ違いになってきた。



今日は午後からの撮影で、帰りが遅くなるのが分かってるから午前中に夕飯の下準備をしておく。




『 よし、あとは帰ってきて焼くだけっと。』





時計を見るともうすぐマネージャーが迎えにくる時間で、急いで準備をして仕事に向かった。




『 今日何時までかなぁ、』


田中「 夜のシーン多いしな。日付変わる前には帰りたい〜 」




結局、撮影が終わったのは22時過ぎだった。
　

_54 - hokuto side -→←_52

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す