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時計を見ればまだ16時で、こんな早い時間に家に帰ってきたのは久しぶり。
北斗に連絡しようと思ったけど、スマホを打つ手を止めてテーブルに置いた。
部屋の掃除をして、洗濯をして、
帰りが何時になるか分からない彼のためにご飯を作って、半身浴をして先にご飯を食べてソファでくつろぐ。
忙しいのは嫌いじゃないけど、こんな日もたまにはいいなと思う。
22時頃、北斗が帰ってきた。
「 ただいま、今日早かったんだ？」
『 ……NGばっかり出してたら、圭さんが監督に早く終わるように言ってくれて。』
「 NG珍しいね？体調悪い？」
隣に座って、額に大きな手が触れる。
「 熱はないね。大丈夫？ご飯食べた？」
『 うん、先に食べた。お腹空いてる？』
「 シャワー浴びてから食べる。辛かったらベッドで横になってていいからね？」
『 ん、大丈夫。ありがと。』
北斗がシャワーを浴びてる間、SixTONESのアルバムを聴きながら目を瞑る。
北斗の声を聴けば涙が出てきて、私のこのネガティブ脳とやらはどうしようもないなと呆れてしまう。
「 A………？どうしたの。」
タオルで髪の毛を拭きながらまた隣に座って、両手を覆って泣く私の背中をぽんぽんする。
「 具合悪いの？寝室行こ？」
首を振って、北斗の腕を掴んだ。
『 北斗…………あのね、』
「 A？」
手で顔を覆ったまま、彼の顔も見ないまま、絶対に自分からは言うわけがないと思っていた言葉が出た。
『 ……………私たち別れよ。』
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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2021年11月26日 0時) (
レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
きま - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています♪ (2021年6月23日 22時) (レス) id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2021年6月23日 11時
