ほくとくんは彼女に溺愛中

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佐々木「 じゃあ明日8時に迎えに来るね、」


『 はーい。おやすみなさい。』



リビングに入ってソファにぼふっと倒れ込む。




『 疲れたなあ……… 』




バッグの中でスマホが震えるのが分かって、急いで探すと北斗からの着信。



『 もしもし、』


「 家着いた？ 」


『 ん。今着いたとこ。』


「 俺もー。今日もお疲れ様。」


『 北斗もお疲れ様。』


「 …………A。SNSのことは気にしないで？」


『 うん、、』



前に、亀梨くんの相手役をやった時もめちゃくちゃ叩かれてメンタル削れまくった私を知ってる北斗はいつも心配してくれる。



今回の映画だって、北斗のファンの子からはあまり良く思われていないのも知ってる。




「 Aのファンはさ、Aのこと傷付けたりしないじゃん？」


『 でも私のファンだって北斗のこと……… 』


「 俺はいーの。自分のこと応援してくれてる人たちを大切にしたらいーんだよ。」


『 それは……分かってるけど、』


「 大丈夫。俺がそばにいるから。」








2012年に初めて共演して、友達期間を経て2015年に北斗から告白されて付き合うことになった私たち。


いつだって私のことを1番に考えてくれて、仕事で落ち込んでる時も北斗がいてくれるから今まで続けてこられた。






私は、北斗の支えになってるのかな………





「 明日の夜はAの家行こっかな、」


『 ………うん。』


「 なに、嬉しくない？」


『 んーん。早く会いたいなって。』


「 撮影で朝から一緒でしょ。」


『 …………オフの北斗に思いっきり甘やかされたいの。』







滅多に言わないことを言えば








「 じゃあ…………いろんな意味で甘やかしてあげるね？」





その言葉だけで私の体は熱を帯びた。
　

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