ほくとくんは彼女に溺愛中

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「 俺ももう少ししたら帰るね、」


『 あ、帰っちゃうんだ。』


「 なに、寂しい？」


『 …………べつに。』


「 ははっ、ごめんごめん。横アリからまっすぐ送ってもらったからさ、明日の用意とかしなきゃならないし。」


『 そっか、』


「 明日終わったら泊まりに来るから。」


『 あ、北斗、あのね………… 』



ドラマとツアーが終わって落ち着いたら一緒に住もうと話していたが、そうもいかなくなってしまったことを北斗に伝える。





『 …………月9の主演決まった。』


「 え、まじ？やったじゃん！おめでとう！！」


北斗の反応は予想外で、引っ越すのが先延ばしになってがっかりするかなと思ったのに


「 ………A？嬉しくないの？」


『 嬉しいけど………今のドラマクランクアップ前だけどもう撮影始まっちゃうし、また忙しくなったら同棲の話も、』


「 そんな焦ってないから大丈夫。俺はツアー終わったら落ち着くと思うからさ？時間ある時に2人で部屋決めて、引っ越すでいいよ。それまではこーやってAの家に帰ってくるし。」


『 うん………… 』


「 新しいドラマも始まるなら、体調管理しっかりしないとだめだからね？あとはちゃんと寝ること。」







『 ありがと、』


「 じゃあ今日は帰るね？明日また連絡する。」


『 うん。明日も頑張ってね。……………ステージの北斗、最高に格好良かった。』





抱き締められた耳元で
いつもの俺は？と聞かれて、当たり前に格好良いよって答えれば優しいキスが降ってきた。



「 ふふっ、おやすみ。」
　

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