ほくとくんは彼女に溺愛中

_17 ページ18

　
　
　
　
　
楽屋で帰る準備をしながらスマホを見ると北斗からメッセージが届いていた。




インスタライブ見たんだ………




この感じはちょっと怒ってるよな
と思いながら、今終わったから家行くねと送信してスマホをバッグにしまった。





楽屋を出たら菅田も帰るところで



菅田「 帰んの？送ってこーか？」




マネージャーが別の打ち合わせがあると言っていて、タクシーで帰るつもりだった私は菅田に送ってもらうことにした。





菅田「 お前んちでいーの？」


『 んーん。向こうの家。』


菅田「 了解、」



私の家にも北斗の家にも送ってもらったことがあるから、ナビを設定しなくても車は進んでいく。




『 ねー菅田はさ、私と熱愛報道出て嫌じゃないの？』


菅田「 べつにー。考えたこともないわ。」


『 考えろよ。』


菅田「 はははっ、なんで？お前は嫌なの？あー、まぁ彼氏おったら嫌か。」


『 この仕事してたら誰と熱愛出ても嫌でしょ。』


菅田「 んー、、でも本人たちがホントのこと分かってたらそれでええやん？」


『 みんな菅田みたいにそんな楽観的じゃないの。』


菅田「 公表しないの？相手ジャニーズだとやっぱり難しいもん？」


『 難しいねー、、』




そんな会話をしていたら北斗のマンションの前に着いて、明日もがんばろーなと言って菅田の車は去っていった。






玄関を開けると北斗が立っていて



『 うわ、びっくりした。』


「 菅田くんに送ってもらったの？」


『 え、うん…… 』



何も言わずにリビングに向かう北斗。




『 北斗？』


「 俺も今帰ってきたとこで。マンション入った時に車の音聞こえたから、」


『 そうだったんだ、』




「 ……………Aはさ、俺が他の女の子のこと膝の上に座らせたら嫌じゃないの？」






今日の北斗は、一段と機嫌が悪いのが分かった。
　

_18→←_16 - hokuto side -

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す