目黒くんの好きなひと４

_199 - shota side - ページ50

　
　
　
　
　
本番はアイドル目黒蓮でいてくれたけど、楽屋に戻ればまた負のオーラが漂っている。



「 今日Aさん遅いんでしょ？みんなで飯でも行く？」


ラウール「 行きたーいっ！」


深澤「 なべの奢り？」


「 んなわけあるか！」


岩本「 帰ってもひとりなんだから行こ、目黒。」





みんなと一緒にいつもの焼肉屋に行くことにして、ちらちらとスマホを確認してるけどAさんからの連絡はないみたいで。





向井「 心配ならめめから連絡すれば？」


目黒「 やだ。元彼に嫉妬してる重い奴だと思われたくないもん……… 」




とりあえず俺らと居るとだけ送ったらすぐに返事はきたみたいで、少しほっとしてる目黒を見てこっちも安心した。




「 次どーする？解散する？」


ラウール「 僕はそろそろ帰る〜 」


佐久間「 俺も明日早いんだよね。」


宮舘「 俺も。」


向井「 俺も明日は収録だし帰ろかな〜」


深澤「 俺も帰って寝る。」



結局、俺と目黒と照と阿部ちゃんの4人で次の店に行くことになって他の5人とはそこで別れた。



「 あの店行こっか、Aさんの行きつけの。」


目黒「 そーいえば最近行ってないな。うん、あそこにしよ。」




ドアを開けると、マスターがいらっしゃいと微笑んで迎えてくれた。



「 4人なんですけど……… 」


店の奥を見ると今日はなんだか賑やかで、マスターが個室にする？と聞いてきたけどここで大丈夫ですと言ってテーブル席に座った。


阿部「 女の子いるけどバレないかな？」


岩本「 向こうも酔ってるし大丈夫でしょ。」




お酒を運んできてくれたマスターが目黒に気付いて、Aちゃん来てるよと言えば4人一斉に奥の席を見た。
　

この小説の続きへ→←_198 - ren side -

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す