目黒くんの好きなひと４

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「 そろそろ目黒の仕事終わるんじゃない？送ってくよ。」


『 1人で帰れるから大丈夫だよ。買い物してきたいし、』


「 そう？」



店を出て駐車場で別れ、彼女は自分の家の方へと歩いていった



車を走らせようとしたらさっきの子たちも店を出てきて、2人は別々に歩き始めた



なぜだか胸がざわついて、車を停めて窓を開けてAさんの生徒だと言っていた子に話しかける



「 ねえ、」



香西「 えっ、あ、先生の彼氏さん 」


「 お姉さんと別で帰るの？ 」


香西「 お姉ちゃん一人暮らしだから、」


「 そーなんだ、」




Aさんと同じ方向に歩いていった彼女の背中を見つめて、なにかあるわけないよなと思って帰ることにした



「 気を付けて帰るんだよ 」


香西「 ありがとうございます 」



その子は丁寧に頭を下げて歩き出した






マンションに着いて
車を降りる前に涼太に電話をする




宮舘「 はい、どーしたの？ 」


「 あのさ、香西ってどっかで聞いたことなかったっけ？ 」


宮舘「 香西？なに急に、」


「 あー、、いや、Aさんの教え子に香西って子がいて。どっかで聞いたことあるなーって 」









宮舘「 香西…………目黒の元カノも香西じゃなかった？」





胸のざわつきが途端に増えた




「 …………は？待って、あのADの？」


宮舘「 いつも下の名前で呼んでたからちょっと微妙だけど、そんな感じだったような、、」


「 妹いたよな？ 」


宮舘「 あー、2人いたと思う。目黒が三姉妹の長女って付き合ってた頃言ってた 」







「 ごめん涼太、またかけ直す 」



俺は急いで車のエンジンをかけて
彼女の家に向かった
　

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