36 ナナ先輩 〜狩屋side〜 ページ39
メール受信ボックスを開く。
そこには、
【倉瀬ナナ】と記されていた。
「ナナ先輩……?」
俺は首をかしげると同時に、叫びたくなったがやめておいた。
件名:今すぐ来て!
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雷門中の校舎の裏で待ってます!
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は?
読んだ感想がこれだ。
何をする気だ?この人は…。
しかし、授業も暇&好奇心にかられて、俺は教室を出ていった。
行きなり飛び出したので、皆驚いていたが、俺は立ち止まらなかった。
雨にずぶ濡れにされたが、俺は無事に校舎裏にこれた。
「ナナ先輩!」
奥の人影に向かって叫んだ。
その人影は此方へ向かってきた。
ナナ先輩だ、やっぱり。
「狩屋。ごめん!今日土曜かと思ってた…。」
いやいや、今日は木曜ですよ!?
金曜だったらわかるけど!
「で、なんですか?」
ナナ先輩は待ってましたと言わんばかりに妖しく笑った。
「狩屋。これ、つけて……?」
言われるがままにつけさせられる。
なんか体に力が……。
まさか、エイリア石?
だとしたら……。
「だってエイリア石欲しいっていってたでしょ?」
ナナ先輩が俺に言う。
俺の心の呟きと重なる。
「エイリアセキナラ、ミンナニモカテルヨ?」
「チカラガミナギルヨ?」
____「ネーベルとリノもイルヨ?」
へ……?
俺は何故か、霧野先輩と倉間先輩だということがわかっていた。
俺は選んだ。
【霧野先輩と倉間先輩】と一緒に闇に墜ちよう……って。
「乗りましたよ。ナナ先輩……。」
“俺”の意識はそこで途絶え、俺の意識はそこで目覚めた。
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オーロラ娘♪(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます♪続編も頑張ります! (2015年10月3日 9時) (レス) id: 0ba55be905 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 面白かったです。続編頑張ってください (2015年9月2日 17時) (レス) id: 3164006574 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 見ましたよ!とっても、面白いです。続編頑張って下さい!! (2015年9月1日 19時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
オーロラ娘♪(プロフ) - 励ましありがとうございますm(__)m (2015年9月1日 13時) (レス) id: 0ba55be905 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンガラ - めちゃくちゃおもしろいやないかいこの小説!更新頑張って! (2015年9月1日 10時) (レス) id: 938b3adc10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーロラ娘♪ | 作者ホームページ:
作成日時:2015年7月30日 19時