英霊11 ページ12
あれは、
私が"個性"を制御できていない時だった
まだ幼い私は、自分の個性の重大さ何て分かっていなかった
ただ、お母さんやお父さんは
｢その個性はいつかきっと誰かの役に立つ。
だけど、今はまだ安易に使うなよ？｣
｢大丈夫。いつか必ず人を笑顔に出来るそんなヒーローになれるわ｣
その頃からテレビで見るヒーローに憧れていた私に、お母さんとお父さんは
"使うな"
といった。
その意味をあの頃は全然理解できなかった
＊＊＊漸くその事が分かったのは5歳の頃だった
個性が宿ってから一年
私はまだ個性を自由に扱えずにいた
そんなある日、
突然やってきた人は言った
｢君が、あの個性の持ち主か〜
いいね、いいねいいね
欲しい！見せてよ！今その力を！！｣
何言ってるんだろう、私はその時共にいたお母さんの顔を見たんだ
………お母さんの顔は今までに無いくらい、
怒りに満ちあふれていた
ひゅ、と喉に息が詰まった
お母さんは男から私を守るように抱き抱えて、
お母さんの個性"霊"を使おうとしていた
けど、その一つ先に男が動いたんだ
ザッと、飛び散る赤い何か
その何かは
お母さんからでていて
ドサリ、と倒れたお母さん
状況が理解できない私
ユサユサとお母さんを揺すった
お母さんはピクリとも動かなかった
『おか、さっ……あかあ、さん、お母さんッッ！！』
｢いや〜、弱いね〜君のお母さんは
ま、心臓に一撃喰らえば誰でもそうなんだけどね！はははっ！！｣
この人が、この人がお母さんをこんな風に
こんな風にしたの！？
何で、何で、
何で、何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で
私は、かつて無いほどの
負の感情に襲われた
男はそんな私に近寄って、
｢Aちゃん、だっけかぁ？
邪魔者はいなくなったし、
いこうか｣
ニタァ、と笑う男
私の中で
プツン、と何かが切れた音がした
＊＊＊
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koto(プロフ) - この作品とても面白くて続きが知りたいです。更新頑張ってください。待ってます。 (2017年6月4日 12時) (
レス) id: 7ad939edf8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひな(プロフ) - fate のアニメもう一回見直した後これ読みかえましたが、続きが知りたいです！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！ (2017年1月6日 23時) (レス) id: 563b8717cc (このIDを非表示/違反報告)
Trace(プロフ) - 風魔さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！ 嬉しいだなんて、すごく嬉しいです！ありがとうございます！fateでの迫力を生かせられるよう、頑張っていきたいと思います！ありがとうございました！！ (2016年12月27日 13時) (レス) id: 792a649ac0 (このIDを非表示/違反報告)
Trace(プロフ) - はるはなさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！ こんな更新の遅い作品を見てくださりありがとうございます！fate要素を活かせつつヒロアカの世界を存分に表現できるよう頑張っていきたいと思います！ありがとうございました！ (2016年12月27日 13時) (レス) id: 792a649ac0 (このIDを非表示/違反報告)
風魔(プロフ) - あの、泣きたいくらい嬉しいのですが。Fateの力をヒロアカに…！これは滾らずにはいられない！！ありがとうございます！ (2016年10月10日 22時) (レス) id: ea7c504161 (このIDを非表示/違反報告)
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