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#18 バーサーカー ページ19

「…あのアーチャーは宝具の数が自慢らしいけど…だとしたら、あのバーサーカーとの相性は最悪ね」



Aは、冷静に状況分析をしていた。



「ほぅ、嬢ちゃんわかるのか。黒いのは武器を拾えば拾うだけ強くなる。金色も、ああ節操なく投げまくっていては深みに嵌る一方だろうに。全く、融通利かぬ奴よのう」



「そうね」


Aとライダーの言う通り、アーチャーの投げる武器はほぼ足元へ落ちている。

バーサーカーは、右手に戦斧、左手に曲剣のようなものを持っていた。

そして、それをアーチャー目掛けて放り投げる。


狙いが曖昧だったのか、命中したのはアーチャーの足場になっている街頭のポールだった。



アーチャーは身を翻し、何事もなかったように地面に着地する。




「痴れ者が….天に仰ぎ見るべきこの我を、同じ大地に立たせるか…。その不敬は万死に値する。そこな雑種よ。もはや肉片ひとつとも残さぬぞ!」


アーチャーの顔は凶相に変わっていた。



が、しかし____



アーチャーはふいに、視線の方角を変えた。



「貴様ごときの言葉で、王たる我の怒りを鎮めろと? 大きく出たな、時臣…」


アーチャー背後にあった宝具らが、一瞬にして消える。
どうやら、マスターからの命令らしい。

あのアーチャーに、命令はできなそうだが…




「…命拾いしたな、狂犬」




未だ怒りを浮かべたまま、サーヴァントたちを卑睨する。



「雑種ども。次までに有象無象を間引いておけ。我と見えるのは真の英雄のみで良い」


そう言うと、アーチャーは消えていった。






「…時、臣…か」

「ふむ。どうやらアレのマスターは、アーチャー自身ほど剛毅な質ではなかったようだな」



呑気にしている2人(Aとライダー)をよそに、バーサーカーがうごきはじめる。





「……ur……ar……ァ…ッ!!」




呻きのような声を上げて、セイバーを目掛けて突進した。


バーサーカーの手には、先ほどの街頭の残骸があり、セイバーの脳天へ振り下ろす。


それを剣で受け止めた。


「なん…だと?」


バーサーカーの手にした鉄柱が、黒く染まっている。

筋のようなものが巻き付いていて、じわじわと侵食していた。



「貴様は…まさか!?」


セイバーはバーサーカーの宝具の正体を理解した。

見守るランサーとライダーも、結論は同じだった。

#19→←#17 黒い影



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イリア(槍兵)(プロフ) - 桜華さん» きましたよおおおおお(( (2015年6月26日 19時) (レス) id: 56cd956c21 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - イリア(槍兵)さん» ウェイバーァァァァァァァアァアε=ε=(ノ≧∇≦)ノε=ε=(ノ≧∇≦)ノキテコレキタコレ┌(・ω・┌)==∋∋ (2015年6月26日 18時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(槍兵)(プロフ) - 桜華さん» 征服王、きました(( (2015年6月23日 17時) (レス) id: 56cd956c21 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - イリアさん» きましたね、征服王ww (2015年6月21日 20時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 桜華さん» そうですよ〜!! やはり最後は感動的でした… (2015年6月21日 1時) (レス) id: 56cd956c21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イリア | 作者ホームページ:ないです  
作成日時:2015年6月7日 16時

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