55 入浴介助 ページ17
M side
クラッチを使わなくなって車椅子一本の生活になってからも麻痺の進行は続いていて
お風呂に入る日だけは訪問介護の人が1人来てくれて和と2人がかりで入浴介助をしてくれることになった
その話をある日打ち合わせに来た翔くんに話せば俺もやると一言
一人暮らし時代は翔くんに手伝ってもらった日もあったけどあの時とは体の状態も違う。
なんとかして断ろうとしたけど翔くんの熱意に飲まれて打ち合わせの日だけは翔くんが介助についてくれる事になった。
そして今日も風呂の介助を和と2人でしてくれている
翔「俺さ、結構好きなんだよこの時間」
潤「なんで？大変でしょ」
翔「いや、全然。頭洗ったりさ、体流したりしてると潤が気持ちよさそうな顔してくれるからさ。それが結構嬉しくて」
潤「…なにそれ…」
和「ふふ、顔真っ赤だよ？」
潤「うるさい…」
支えられて浴槽に入ってる俺の肩が冷えないようにお湯をかけたり時にはマッサージも
和「正直さ、施設とかじゃこんなゆっくり時間とったり、楽しくおしゃべりっていうのは出来ないから」
潤「大事なんでしょ？」
和「そ。人間にとってもさお風呂に浸かるっていうのはすごい大事なの。研修で施設行った時にすごいそれを感じてさ」
翔「俺家帰ったらいっつもシャワーだからなぁ」
潤「お風呂浸かった方がいいよ」
和「うん。あと出来れば入浴後のマッサージ」
翔「……努力しまーす」
N side
珍しくお風呂が終わってからも帰らない翔くん
潤くんが眠ってからもリビングのソファに座ってた
和「どしたの？」
翔「風呂の介助ってさ、訪問介護の人が来てくれてんだよね」
和「そう。野村さんっていう方が週3か4ぐらいで」
翔「それ俺に出来ないかな」
和「へ…？」
翔「俺さ、仕事終わるの大体19時ぐらいなんだけど」
和「えっと……うん…大丈夫だけど…」
翔「今は見様見真似だけど勉強するから」
だから、お願いします。
ラグに胡座かいてた翔くんは隣の俺に正座で頭を下げた
和「ちょ…翔くん！」
翔「いい？」
和「…翔くんが、いいなら…」
翔「…ありがとう……時間も約束もちゃんと守るから」
和「うん。そこは信用してる。」
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はなぶさ(プロフ) - イチゴさん» リクエスト、コメントありがとうございました。 (2020年5月10日 22時) (
レス) id: a6ad445f79 (このIDを非表示/違反報告)
はなぶさ(プロフ) - イチゴさん» リクエスト、コメントありがとうございました。 (2020年5月10日 22時) (レス) id: a6ad445f79 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 潤くんがてんかんの発作が出てしまうというのをお願いします (2020年5月10日 10時) (レス) id: d33567919a (このIDを非表示/違反報告)
einstein128(プロフ) - イチゴさん» コメントありがとうございます。リクエスト大丈夫ですよ！ (2020年5月9日 16時) (レス) id: 68a3a832be (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - はなぶささんの作品いつも見てます！リクエストっていいですか？ (2020年5月9日 14時) (レス) id: d33567919a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2020年4月10日 5時
