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宥めるようにらんちゃんに伝えると、今度はグルちゃんが此方をじとりと見上げ口を開いた。
グ｢寝ずに作ったのか｣
『み、皆をびっくりさせたくて...。たかが寝不足で心配させてしまってすみませんでした...』
喜んでくれたと浮かれていたのもつかの間、この袋を作ったせいで皆、お仕事の調節をしてもらうことになってしまって怒っているのかもしれない。浅はかな自分が恥ずかしくてとても目が合わせられない。次に発せられる言葉が怖くて、身が縮む思いだ。
グ｢まったく、俺たちの為にそんなに身体を追い込まなくても｣
鬱｢まあまあグルちゃん、そんなこと言わんと。Aちゃんが俺らの為に作ってくれて嬉しいって素直に言わなあかんで｣
グ｢ム...あ、ありがとうな｣
『...えへ、』
どうやらグルちゃん、怒っていたのではなく私の身体を気遣ってくれたようで。鬱くんに促されれば少しばかり赤くなった顔を逸らしながらお礼の言葉を口にしてくれた。その様子を見ていた皆はにやにやと顔を見合わせていて、鬱くんが此方を見て"やれやれ"と言うように眉を下げ笑っている。
ト｢Aが弁当作っとるん？｣
『あ、うん、大した物じゃないんだけど...』
シ｢Aのお弁当、めっちゃ美味いよな｣
ゾ｢おう、量もいっぱい入ってるし｣
ロ｢毎朝玄関までお見送りしてくれんねん｣
鬱｢お嫁さんみたいやなあ｣
鬱くんが最後に一言付け加えると、トンちに容赦なく引っぱたかれた。本当に態となんじゃないかってくらいにトンちの激しめのツッコミを煽るよなあ...。
ーー
お弁当袋をしまう場所を台所のとある場所に指定し皆そこにしまって、各々お風呂に入るなり自室へ戻るなりしたようだ。私とトンちとグルちゃんがリビングで後片付けをしている。
ト｢まだ1週間も経っていないのに、あいつらとすっかり打ち解けたみたいやな｣
『うん、皆良い人ばかりですごく楽しいよ』
グ｢少しばかりペースに飲まれてる部分もあるけどな｣
『あはは...皆個性があるよね』
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さーしすせそ - おもろいなぁ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page4 id: f3138c21d0 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - めっちゃ可愛いです好きです(突然の告白) (2018年9月11日 17時) (レス) id: af6c533cf2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» お誕生日のお祝い、忘れずにすることにします。ご丁寧に再度返信くださりありがとうございました。 (2018年4月28日 0時) (レス) id: 9e37c7c84d (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。了解です。よかったらこれからは2人の誕生日祝ってあげて下さいね（笑） (2018年4月26日 18時) (レス) id: e71b2e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» こんばんは。誕生日に関しては無知でしたのでとても助かりました。ありがとうございます。しかし、自分の勝手な印象や今後の話の展開を考慮してこのままの設定で続けたいと思います。態々コメントくださったのに申し訳ありません。 (2018年4月25日 23時) (レス) id: 4e2e853806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きくり | 作成日時：2018年4月15日 6時
