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side？
そっと近付き謎の物体(？)を上から覗き込むと、そこには見慣れた顔があった。眠っているようだが。周りに目をやると、少し離れたところにはコンセントが抜かれたアイロン、テーブルの上にはミシン、布や紐や裁縫道具、そして色とりどりの巾着だった。これらを作っていたのだろうか。
｢おい、A｣
『......』
｢こんな所で寝たら風邪引くで。起きんかい｣
『......』
...だめだ、起きそうにない。元々そんなに寝起きが悪いやつじゃなかったと思うんだが...余程疲れているのだろうか。それにしても、どうしようか。取り敢えず横に腰をおろし彼女を見下ろす。よく見たらこいつ半袖じゃないか。いくら春だからって夕方になれば気温も下がるし、ていうかそもそも男だらけの家の中でこんな無防備で寝るなと声を大にして説教してやりたい。眉間に皺を寄せ、ふと露出された腕に手を添えると人肌にしてはひんやりしていた。
｢やれやれ、ほんまに風邪引くで...｣
部屋のベッドで寝かせてやりたいが、残念ながらこいつの部屋を知らない自分は、上にあるであろう個室を一部屋ずつ見て回ることに。ジャケットを脱いで畳に寝てる彼女にかけてやり、立ち上がる。
ーー
幸いにも部屋は階段を上った正面にあったため、一発で見つかった。彼女を抱き抱えようと側に寄ると、再度テーブルの上にある巾着に目が止まる。
そういえば、この数と色...俺たちのか？こいつが我々だの動画を見ているかは分からないが、ぴったりと数と色が当てはまる。彼女の白い肌には悪目立ちするクマが目元に残っていて、指には絆創膏が巻かれている。恐らく寝ずに作り、今声を掛けるだけじゃ起きないくらいの深い昼寝をしているということなのだろう。
｢そこまでせんでも...阿呆やなあ｣
彼女の冷えた頬を撫でると、俺の掌の体温が心地良いのか自ら頬を擦り寄せてきた。犬みたいやな、とぼんやり思うと頭にはとあるチワワとポメラニアンが浮かんできて、いや違うかと自分でツッコミを入れる。
｢...よっこいせ、ほら部屋戻るで｣
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さーしすせそ - おもろいなぁ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page4 id: f3138c21d0 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - めっちゃ可愛いです好きです(突然の告白) (2018年9月11日 17時) (レス) id: af6c533cf2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» お誕生日のお祝い、忘れずにすることにします。ご丁寧に再度返信くださりありがとうございました。 (2018年4月28日 0時) (レス) id: 9e37c7c84d (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。了解です。よかったらこれからは2人の誕生日祝ってあげて下さいね（笑） (2018年4月26日 18時) (レス) id: e71b2e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» こんばんは。誕生日に関しては無知でしたのでとても助かりました。ありがとうございます。しかし、自分の勝手な印象や今後の話の展開を考慮してこのままの設定で続けたいと思います。態々コメントくださったのに申し訳ありません。 (2018年4月25日 23時) (レス) id: 4e2e853806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きくり | 作成日時：2018年4月15日 6時
