60 ページ11
・
グ｢さて、もう17時やしひとらんの引っ越し業者も来る頃やろ。トン氏がこっちに来るのに仕事や準備に追われている間、俺がトン氏の分の作業を請け負うことになった為に荷解きの手伝いは出来ないが、皆ひとらんを手伝ってやってくれ｣
グルちゃんはリーダーらしく皆に声を掛けると、再度自室へ戻っていった。昨日から殆ど自室に籠りっぱなしだけれど、体調は崩さないだろうか？少し気にかけないとな。
時計を見上げると、グルちゃんの言う通り17時をまわっていた。さて、そろそろご飯の準備をしないといけないな。わいわいと会話をしている皆さんへ声を掛ける。
『あの、私は夕飯の買い物へ行ってきますね。』
ロ｢あ、今日は寿司にするんやったっけ｣
『はい。注文して、その間にまた明日以降の買い物をする予定です』
シ｢あー、じゃあ俺が一緒に行くよ｣
『あ、でもお寿司屋さんまでは少し距離があって...』
シ｢そしたら尚更やろ。も少ししたら暗くなるやろうし｣
コ｢いーやシャオロン！俺も行くわ｣
隣に座るコネちゃんが"はい！"と挙手をしながら言うが、お買い物に2人も付いてきてもらっては、ひとらんらんさんの荷解き作業に割ける人数が減ってしまう。今日のところはコネちゃんの方を向き直り説得を試みる。
『...ごめんなさい、コネちゃん。また今度一緒に行きましょう。今日はひとらんらんさんの荷解き手伝ってあげてくれませんか？とても疲れているようですし』
コ｢え...ううん...。せやな...くたくたって言ってたし…｣
『ありがとうございます』
ひ｢ごめんね、コネちゃん｣
コ｢いや、ええんや。ひとらんが1番大変やったのは確かやしな。俺も手伝ったるわ！｣
コネちゃんはふと考える素振りを見せたあと、ひとらんらんさんのお手伝いをする気になってくれたようだ。その様子を見ていたひとらんらんさんは申し訳なさそうにコネちゃんに話し掛けるが、コネちゃんはしっかりと気分を切り替え、ひとらんらんさんを労わった。
シ｢Aちゃん、お姉ちゃんみたいやね｣
『えっ、そうでしょうか…』
コネちゃんと反対隣に座るシャオちゃんが、コネちゃんに聞こえないようになのか、私にそっと耳打ちをする。あまり言われ慣れない言葉になんだか擽ったい思いだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 528人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さーしすせそ - おもろいなぁ (2022年5月30日 15時) (
レス) @page4 id: f3138c21d0 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - めっちゃ可愛いです好きです(突然の告白) (2018年9月11日 17時) (レス) id: af6c533cf2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» お誕生日のお祝い、忘れずにすることにします。ご丁寧に再度返信くださりありがとうございました。 (2018年4月28日 0時) (レス) id: 9e37c7c84d (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - いえいえ、大丈夫ですよ。了解です。よかったらこれからは2人の誕生日祝ってあげて下さいね（笑） (2018年4月26日 18時) (レス) id: e71b2e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸(プロフ) - 月猫さん» こんばんは。誕生日に関しては無知でしたのでとても助かりました。ありがとうございます。しかし、自分の勝手な印象や今後の話の展開を考慮してこのままの設定で続けたいと思います。態々コメントくださったのに申し訳ありません。 (2018年4月25日 23時) (レス) id: 4e2e853806 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きくり | 作成日時：2018年4月15日 6時
