検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:10,394 hit

○6 ページ8

ni視点

予定よりも早く飛行機に乗り、約3時間
アナウンスがなり飛行機は無事空港に着地した。

2年前海外出張が決まり、兄弟たちを残して
日本を出た。今日は久しぶりに1週間ほど休暇を
貰ったので家に帰ることにした。

さっき言ったように予定よりもだいぶ早く帰ってきた
ので、もちろん家にも早く着くわけだ。

鍵は開いている。見た感じ所々窓も空いている
洗濯物の干しっぱなし
なんでこんなにも無用心なのか
呆れつつもあいつららしいなぁと
何処か微笑ましくなる

家に入ると、
音で気がついたのかリビングのドアを器用に開け、
こちらに近づいてくる1匹の影。


ni「おう、イフリート久しぶりやな元気にしとったか?」


イフリートは3年ほど前に俺が一目惚れして
家に持って帰ってきたシベリアンハスキーだ。
当日両手で持ち上げられるくらい小さかったのに今では膝ぐらいまで大きく成長していた。
尻尾をゆらゆらと振りながらこっちに近付いてくる
覚えててくれてちょっとほっとしたのは秘密な。


ni「イフリート、鬱かチーノか誰かおるか?」


まぁこうしてイフリートは来てくれたものの
家でいるであろう鬱、チーノ、Aが一向に
姿を見せない。
買い物に言っているわけでは無さそうだ

何か嫌な予感がしてそっとリビングを除く


ni「なんや...びびったわ...」


そこには
ソファで気持ちよさそうに眠る3人の姿があった。
とりあえずなんととなかったので安心した。
きっと毎日頑張ってきたのだろう。

キッチンの方を見ると買い物袋がどっさりと
置かれていた冷蔵庫にはケーキなどがある。
今日の為に買ってきてくれたんかなぁ
まぁ2年ぶりやもんなと、少し嬉しくなった。

時計を見ると3時半を回っていた
材料を見ると今から取り掛からないと
間に合わないのかもしれない。
だからと言って兄弟を起こすのもなんだか気が引け
るので、せめてもとして下ごしらえを始めることにした。



ni「...ん?どしたんイフリート」


ぱと足元を見ると、なにか訴えるような目でこちらを見ているイフリートの姿があった

何かあったんか...?と思ったが
すぐにわかった。
イフリートの口元にはリードがくわえられていた。

なるほどいつもこの時間に散歩でもしてるのか...


ni「ごめんなぁイフリート、ちょっとまっ...」

ut「ん゛〜.....あ、待っ、こんな時間やん?!」


どうやら鬱が起きてきたようだ

○7→←○5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.6/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 家族パロ , 我々だ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イッヌ吸いたい | 作成日時:2020年5月6日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。