ただ14人の兄弟がいるだけの話

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pi視点

『今日学校帰ってきたら作ったるから！お勉強頑張ってくるんやで！』

os｢わぁい♡｣

ht｢マンちゃんA姉さんも暇じゃないんだよ？姉さんも姉さんでみんなに甘すぎだよ？｣

『ええねんええねん！うちがやりたくてやるからな！ほら、時間やで！学校いってき！ムーくんもロボくんもシャオちゃんもピー君もそろそろ行かな遅れるで！あ、ムーくんねぇちゃんのせいで髪の毛ボサボサやからちょっと待ってな！』

zm｢ええってこのくらい...｣

『良くないわ！ムーくんイケメンなんやから』

zm｢関係ないわw｣

sho｢姉ちゃん姉ちゃん俺イケメン？｣

『シャオちゃんはかわイケメン』

rb｢ねぇさん俺は？俺！｣

『ロボくんもかわイケメン。さ、出来たで。行ってらっしゃい』

今日も相変わらず家の中は動物園かってくらい
騒がしい。うるさいのは嫌いやし、
耳がキンキンして、イライラする事もよくある。
小学生のくせに生意気って？
勝手に言っとけばええやん。
特にうるさいのはコネシマとAねぇさん
コネシマはなにかする事に騒音立てるし、
Aねぇさんはブラコンって言うんかな
俺ら兄弟がなんかするためびに
褒めちぎるし泣くし大声出すし...情緒不安定にも程があるやろ...


『ピー君』

pi｢あ、はい...?｣


気付けば玄関には俺一人になっていた


『どうしたん？気分悪い？』

pi｢だ、大丈夫で...す｣


何故ねぇさんと話す時は緊張して
言葉がちぐはぐになる


『そっかぁ...気分悪なったら先生に言うんやで。すぐ迎えに行くからなぁ』


そう言ってねぇさんは俺の頭を優しく撫でた。
ねぇさんの手は兄さん達とと比べて
少し柔らかくて、心地よい。

なんやねん普段あんなうるさいくせに
イライラするのに、、、、

ねぇさんのことうるさいやらブラコンやら色々思ってるけど、俺も大概なんかもしれんなぁ
大好きやでねぇさん

pi｢いってきます...｣

『おん、行ってらっしゃい。』

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