朝食 ページ5
,
比較的、身支度を済ませるのは早い方だと思う。
今日も時間はまだあるので、何か食べていこう。
朝は全く食べ物が喉を通らないタイプなので、
私は朝食にと買いだめておいたヨーグルトフルーツを冷蔵庫から取り出す。
「またそういうのばっかり…朝くらい時間あるんだからちゃんと食べなよ、
俺割とマジでAの食生活心配してるんだからね?
あ、もしかしてダイエット中?」
いや、お前が言うな。
さっきコーラとカ●リーメイト摂ってただけじゃん。
「違うし、カンタに言われたくないし。
てか私にはダイエットなんて必要、ない…から…、」
「おい、段々声小さくなってんじゃねえか笑」
「流川さんは充分痩せてますよ」
「ひっしー愛してる。」
「Aが言うと普通に犯罪者予備軍臭が…」
「なんだとぅ?えぇ?」
あぁ、楽しい。
朝起きて、挨拶してくれる人がいて、話してくれる人が家にいる。
一体何年ぶりだろ。
「あ、じゃそろそろ行こうか、」
カンタが腕時計をチラッと確認し、後輩達にそう告げる。
「え?早くない?どこか行くの?」
「まんずがちょっと太ったって言ってたから、朝ジム行くの。
朝のほうが時間あるし健康にいいから」
「あー、道理でまんずが早起きなワケだ…」
少し焦った。
トミーはまだ、まんずの食べ残した朝食を食している。
もし今四人に出て行かれたら、トミーと二人きりになってしまう。
「え、っと、みんなでいくの…?」
「あー、トミーは来ないよ?」
「俺これ食いてーし、まだねみーし、てか朝から運動なんてしたら死ぬよ?」
「いや、死なないだろ笑」
「…死なないな。でも行かねえ」
「お前さ、運動しないほうが死ぬと思よ?」
「俺ぜってー行かないから」
「…だって。てことで行ってくるわ。
まんず、ほら立って、」
「ぃま立ち、…ますっ、、て、ば…」
「ほんと起きないな…ほれ、後で煎餅買ってやるから起きろってばー
あ、家出るときちゃんと鍵閉めてきてね。
じゃまたあとでー」
「あ…いってらっしゃい」
「いってらー」
大きな扉が閉まる音が聞こえて、なんだかさみしくなった。
,
146人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 綴田さん» いやいやとっても短気ですww 更新ありがとうございます また待ってますよー (2017年7月26日 22時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
綴田(プロフ) - うおはるさん» 閲覧ありがとうございます!亀ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです(=´∀`)検定もありますので、時間がありましたら是非見てみてください…! (2017年7月26日 20時) (レス) id: cb9b14a628 (このIDを非表示/違反報告)
綴田(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» 更新の間が長くて本当申し訳ないです…。如月さんは心が広いですね…尊敬します( ; _ ; )これからも何卒宜しくお願いします! (2017年7月26日 20時) (レス) id: cb9b14a628 (このIDを非表示/違反報告)
うおはる(プロフ) - 見つけてここまで読みました。続き楽しみにしています!(*´ー`*) (2017年7月23日 12時) (レス) id: 88ea7ba12d (このIDを非表示/違反報告)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 綴田さん» クズ、、wそうですねww 亀更新いいと思いますよ!? 楽しみの時間増えますし、、ww (2017年7月20日 0時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:綴田 | 作成日時:2017年6月12日 23時