#03、少女 ページ5
「会いたいっつってるヤツがいンだ」
そういって連れてこられたのはとあるマンション。
マンション、というには少しボロく、更に狭そうで、どちらかというとアパートに近い感じだった。
しかも外から見た様子ではワンルームみたいだ。
「1つだけ頼みがある」
304号室、と書かれた部屋の前まで来て、唐突に平岡くんが口を開く。
「今から会うヤツに、『かわいい』だの『きれい』だのは言わないでほしい」
・・・何故でしょうか。
かわいいとか、きれいって、女の人ってことかな?
ほめ言葉を使うなとは一体どういうことなんでしょう・・・。
・・・平岡くんの、彼女さんとかかな。
でも何でそんな人が私に?
すると平岡くんはチャイムも鳴らさずにドアを開け、暗い廊下を進んでいく。
すると、
「遅かったじゃないか」
透き通るような、それでもはっきりとした芯のある声。
その声の主は、とてもとてもきれいな少女だった。
ざぶとんも敷かずに床にすわる彼女の、艶のある黒く長い髪は床についてうねり、漆黒の大きくてつぶらな瞳は水晶のように透き通って見える。
「バスが遅れてたんだよ」
「君はバイクを持っているだろう。それで来ればいいじゃないか」
「制服であんなもん乗れっか!」
・・・なにやら口論が始まってますが一体この二人はどういう関係??
そんなことを考えていると、少女はふう、と息をつき、
「君がAさんだね?」
「あっ・・・はい」
そして彼女はこういった。
「ようこそ_________‘罪’の世界へ」
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作者名:永歌@Guilty | 作成日時:2012年7月19日 19時