purumeria (ページ7)

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「んで、結局何にしたの？」

メニュー表に顔が付いちゃうんじゃないかってくらい
ずっと眺めてるミンギュ

MG 「あー、そのオススメ珈琲とセットのやつ」

「昼休み終わっちゃうから、早くした方がいいよ」

MG 「だから決めたじゃん、せっかちだな」

「せっかちじゃなくて、気遣い」

MG 「本当、アイツそっくり」

「 … 」

MG 「あ、ごめん。」

別にいいよなんて言ったけど、忘れてた時にこれ

スングァンも確かにせっかちで、あー言えばこういう男

一緒に居たせいか、周りからはよく似てると言われる

自分の親たちも勿論顔見知りな訳で、本当そっくりなんて
よく言われたもんだな

「うん、やっぱり美味しいこの珈琲」

珈琲の美味しさに満足してると、急に視界が手で覆われた

MG 「 A 、今は見ちゃダメだわ」

「ちょっと、何、急に」

MG 「良いから、俯いてて」

言われた通り俯いて、ガヤガヤとした店内に耳を傾けるだけ

こんなに人がいるのに

何で、彼の声だけ拾えちゃうかなー

SG 「ヨンジや、ここに何か付いてるよ」

YG 「本当だ、ありがとう " スングァナ " 」

普段はオッパと呼ぶ癖に、私のいない所じゃ名前呼びか

何か私の斜め前だけ、キラキラしてるんですけど？

恋する二人が幸せそうでキラキラして目痛いんだけど？

ミンギュの手の隙間から見えてて意味ないよ

「戻ろっか、ご馳走様でしたっと」

MG 「え、あ、おう」

いつもならジャンケンポンだけど、そんな余裕無い

さっさと会計を済まして、店内から出る

まさか会社近くでデートしてるだなんて

「気遣うって、こういう事って教えてくれたの？」

MG 「っ、えーっとまあそんなところ」

ミンギュがずっと気まずそうにするから私まで気まずい

MG 「さっきは、ご馳走様。気にすんなよ」

「大丈夫、退勤したら家でNetflix ！」

そうそう、楽しみがなくちゃやってらんない

ミンギュも誘おうかなって思ったけど、案の定残業

화이팅 ！

いつも煽られるから煽り返して、退勤してやった

" prrrrr ....

「はあ、こんな時に全く」

今度こそ素直な気持ちで

相手は好きな人だったから

" 승관 "