purumeria (ページ4)

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「話って？惚気なら、後にしてよね」

SG 「後でも聞いてくれない癖に何言ってんの」

「聞く必要性が無いからね」

SG 「違うよ惚気じゃないよ」

「じゃあ、何でしょうか？もしかして、私の声が聞 … 」

SG 「そう、聞きたくなった」

大人になっても、胸がキュンってする事あるもんだな

サラッと言えちゃうスングァンは大人になったもんだ

それなのに私は

SG 「聞いてる？」

「ん？あ、そうなの？へえ！可愛いじゃーん」

SG 「 … あ、また可愛いって」

スングァンは可愛いより格好良いって言われたいそう

昔から知ってるからこそ、余計に可愛いが口癖で

ついつい大人になった今でも口癖が出てしまう

「可愛いから可愛いって言ったの、いいでしょ」

SG 「僕、もう大人なんだけど？」

「可愛い大人もいるよ」

SG 「あー本当、Aは変わらないな」

「仕事で中々喋れないから、電話久しぶりかも」

SG 「そうだね、A最近元気ないから心配だった」

好きな理由が詰まってて私の方が惚気が出そう

スングァンの良いところなんて一杯あるけど

人の事を心配できる、気を配れる、ちゃんと見てくれてる

少しだけお節介なところが、私は好きでたまらない

「そう？元気だけど？」

SG 「嘘付きは、泥棒の始まりなんだってよ」

「本当に元気なんだって、大丈夫だよ」

SG 「昔からAの大丈夫は信じてないから」

スングァンにはお見通しなんです

でも、言えるわけないじゃん

恋人もいる相手に、相談なんて

ましてや、その好きな人に好きな人のことなんて

話せるわけないじゃんか

「スングァンは幸せだよね」

何言ってんだ私

「恋人がいるから寂しくないでしょ」

SG 「どうしたの」

「何でもないけど、良いなって思っただけ」

SG 「 Aは？恋人とか欲しくないの？」

「私は … 」

欲しいのに手に入らないですって言えば正解？

素直に言った方が良いの？

SG 「 … ミンギュ？」

「え？」

SG 「ミンギュと仲良いじゃん」

「アレは友達だから、同期だし気合うの」

SG 「 … ふーん、そうなんだ」

あれ、何この気まずい空気感

私が悪いの？絶対そっちだよね？

SG 「僕達以上には、ならないでね」