purumeria (ページ3)

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私とスングァンは、大学だけは違って

それぞれ別の大学へ進学

連絡もちょいちょいしてたけど、お互い就活で忙しくて

気付けば連絡は一日一通程度

電話はもちろん、会うことも無くなって

連絡が来たのは、春先の事

SG 『内定もらった！』

『おめでとう！』

この時は、別の道なんだろうなと思ってた

別々なんて嫌だな

そう思ってたのが神様にはバレてたみたいで

『え、もしかして … 』

SG 『 A ？』

『スングァン？』

SG 『久しぶりじゃん！』

あのキラキラした目で私を見て喜ぶ顔が忘れられない

高校の時はまだ幼くてプクプクしてたのに

どうしてあんなにカッコよくなってしまったの

好きが増しちゃうじゃん

SG 『また一緒だなんて、嬉しいじゃんか』

ほら、増したじゃん寧ろ今にも溢れだしそうで

『嬉しいよ』

溢れ出したせいか、何だかぎこちなくなっちゃって

SG 『キレイになったね』

あー、神様

別に良かったんだよ？巡り合わせなくて

恋に仕事に頑張ってって聞こえた気がした

それだったら、幼馴染なんて関係を終わらして欲しいよ

なんて

神様に願ってもね

SG 『付き合うことになった』

思ってもなかった

スングァンに彼女が出来た

あれ？これは、試練か何か？

あの時はごめんね素直に言えなくて

『へえ、スングァンってモテたんだ』

可愛くないんだよね

素直じゃない女の子って

分かってるんだけどさ

SG 『あーまた可愛くないこと言ってる』

そうだね

だって喜べないじゃん

幼稚園から好きなんだよ？

結婚の約束はどうしちゃったのさ、スングァン

『幸せになりなよ、絶対に』

満面の笑みで頷く彼が、既に幸せそうだった

再会して一年もしない内に、彼女作っちゃうって

「思い出したくないのに」

ベッドに横になりながら、思い出に浸るばかり

溜め息を付いてると、携帯が鳴った

画面を見ると、大好きな文字

" 승관 "

迷わず電話に出る

「はい」

SG 「ヨボセヨ？あー A 、起きてた良かった」

「どうしたの？こんな時間に」

SG 「話がしたくて」

電話越しでさえ、何でこんなにも胸が鳴るもんなんだろう