purumeria (ページ2)

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MG 「んで、俺を誘ったって訳か」

「ラーメン、好きでしょ？」

MG 「ラーメンは好きでも、誘った理由が嫌い」

「何でよ、スングァンのせいで食べたくなったの」

MG 「デートかと思ったじゃん」

「んな訳あるか、私と付き合うのは100万年早い」

MG 「へー、スングァンは付き合えるのにな」

「んえ、」

啜ろうとした麺が、また器へリターン

MG 「まーだ好きなんだ、幼馴染の事」

「悪い？」

MG 「別に、Aは一途ですね」

「誰かさんと違って」

MG 「あー本当に生意気だ」

ミンギュとは会社の同期で、すぐ仲良くなった

スングァンとは大学が一緒だったらしく、知っていた

もちろん、私たちのことも

MG 「 A 、ご馳走様でした」

「 가위바위보 ！」

MG 「うわ、え …… 」

「はい、負けミンギュご馳走様でした」

MG 「ずりいわ」

私から誘っておいてだけど、こんなのも幸せだったり

渋々会計を済ますミンギュを横目に、外を眺める

すっかり肌寒くなって外も真っ暗

スングァン、今頃何してるのかな

「いった、」

ってボーッとしてたら、肩にズシッとミンギュの片腕

MG 「よっしゃ、明日も頑張りますか」

「重い、デカい、どいて」

MG 「可愛くねーな、Aちゃん」

「本当調子乗んな、」

MG 「あ、お前が次は奢りな」

「やーだよ！」

肩からミンギュの片腕を無理やり引っ剥がし、離れる

明日も仕事で次の日も仕事で、スングァンは …

MG 「休みだし、ヨンジとデートだろ」

あーあ、考えたくなかったのにこの男ときたら

MG 「もう運命だよな、職場でまた再会するとか」

「運命ってあるのかな」

MG 「俺は信じるよ、運命」

「ふーん」

MG 「こうしてAと出会えた事も運命」

くだらない事を呟くミンギュを置いて、歩き出す

後から文句言いながら追いかけてきたけど、犬みたい

運命ね

SG 『久しぶりじゃん！』

あの時の嬉しそうな顔

頭から離れない