33 ページ33
.
エ『もぉーAってばいつからそんなに俺の事好きなのー?言ってくれなきゃわかんないじゃん!』
「なっ!え!もぅ!」
エ『いや、動揺しすぎ。』
「だって絶対彼女できたと思ったから…なんか悔しくて…」
エ『悔しくて?』
「その…私の事好きって言ってたのに…」
エ『んふふふ。ヤキモチ妬いちゃったんだ?』
「私Twitterやってないし…その…」
エ『……』
エイジは黙って私の話を聞く。
「なんかわかんないけど、ずっとエイジの事考えてて…」
エ『うん』
「その度に落ち込んで周りが真っ暗になって…彼女がいるんだから忘れよう忘れようって…」
エ『……』
「気付いたらエイジの事すごく好きになってた。」
その言葉と同時に今まで見ていた光景がガラリと変わる。目の前にはエイジがいて、私は座っていたはずのソファーに寝転んでいる。
エ『可愛すぎ、反則。』
「…っん、」
そのまま角度を変え何度も何度もエイジから降るキスの雨は止むことを知らない。
エ『好きだよ、A。一生大切にする』
「私も…大好きです。」
エ『っくそ、止まんなくなるって…』
エイジの手が私の服の中に入ったその時、着信を告げるメロディーが響く。
その音に二人して飛び跳ねるように反応した。
エ『……』
「…出なくていいの?」
エイジは携帯を睨み付けると、明らかに不機嫌になりながらも画面をスライドさせた。
エ『てめー絶対ぇ許さなねぇかんな!!』
そ『っわ!何だよいきなり〜』
エ『何だよはこっちのセリフ!覚えとけよ。』
そ「なにぃ〜?何してたのぉ?」
初めは不機嫌だったエイジもだんだんと笑顔が戻ってきて、それを見て安心した私は乱れた服を整えてソファーに座りなおす。
そうだ、この後みんなで飲むんだった。
エ『ちょっと切り替え早くて悲しみなんですけど。』
気付いたら電話の終わったエイジが後ろから抱きついてきた。甘えん坊のようにスリスリと私の肩に顔を寄せる。
「みんな待ってるよね?行こっか」
エ『うん…。ぜってぇそらの奴ゆるさねぇ!』
「(笑)」
そうしてエイジと二人笑いあって家を出た。
エイジから差し出された手をもちろん握って。
さっきまで泣いてたのが嘘みたいに、私から見えてる風景はいつもの何倍も輝いて見えた。
.
490人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - うるさん» くっそ嬉しいですwwwこれからも頑張りますので、よろしくお願いします∠( `°∀°)/ (2019年5月5日 16時) (レス) id: a26bdf90b0 (このIDを非表示/違反報告)
うる(プロフ) - くっそ好きでずッッッ(吐血) (2019年5月4日 19時) (レス) id: 450434c0ba (このIDを非表示/違反報告)
めんま - りえぴすさん» 最初、アバンティーズ見てなくて、誰かわからなかったんですけど、ある時たまたま動画見たらエイちゃんいて「この人よく来るやん!まじか!」って興奮してました。 (2019年3月17日 20時) (レス) id: 49fccea4bc (このIDを非表示/違反報告)
りえぴす(プロフ) - めんま さん» それは羨ましいです〜(*^^*)!私が同じ立場ならもう嬉しくて発狂ものです(笑) (2019年3月14日 19時) (レス) id: a26bdf90b0 (このIDを非表示/違反報告)
めんま - ゆきさん» 少し自慢になっちゃいますが、前バイトしてたとこにエイちゃん来ました。ガチです。 (2019年3月13日 22時) (レス) id: 49fccea4bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あや | 作成日時:2019年3月8日 20時