#0812

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AAです。今日は会えて嬉しかった!





バイト終わりに新しくお友達に追加されたみっくん。
打ち合わせがあるって言ってたし、当たり障りのない文面を打つ。






みつお仕事お疲れ様!





すぐに既読がつきテンポのいい会話が続く。





Aありがとうwwまたのお越しをお待ちしてまーす!笑
みつもう常連になるから!笑
Aみっくんは買ったもの忘れちゃうからなぁ。笑 毎回追いかけれないよww
みつ恥ずかしいからやめて!笑






何気ない会話。
今まで毎日のように来ていたエイジからのLINEは、あの日以来テンポが悪くなった。





──────私が。





みつで、さっきも言ったけどまたみんなで飲もうよ!いつが空いてるー?





そんな文面とともに写真も添付されていた。
打ち合わせ後だろうか。
いつもの四人が写っている写真。
みっくんの顔半分が映り込み、その横で決め顔で映るそら。
その斜め後ろにはピースサインのりっくん。





────不意打ちなのかこちらを覗き込むエイジ。





自分でも驚くほどに心臓がなった。
久々に見た君の顔はいつもと変わらないように見えて、何か違う気もする。




そんな写真を見つめて、返信に困っているとLINEの画面が着信へと切り替わる。





──────エイジからだ。





ごくりと生唾を飲み、画面とにらめっこをしたが私の指はまだ震え続ける携帯の画面をスライドさせた。





「っ、ふぁい」





緊張のあまり軽く噛んだ。
何を緊張しているんだ、私。






エ『んふ。何？うけるぅー』





普段の話し声とはまた違うエイジの声に、耳が反応する。でも相変わらず君はいつものように私をからかうんだ。
あの写真を見てからどこか距離を感じていた君が、また近くに感じられた瞬間だった。





「な、なんですかー！」





照れ隠しも入っていつもよりすこし強い口調になる。そんな私でも受話器から聞こえる彼の笑い声はいつもと変わらない。





エ『ちょっと聞いてないんですけどぉー。』

「なにが？」

エ『いつのまにみっくんと距離縮めてんの？』

「距離って…今日たまたまみっくんが店に来てくれただけだよ」

エ『ほんとにそれだけ？』

「も、もちろん？」









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