溺れた世界2*Minjun story*under ページ9
ミンジュンは邪魔になった眼鏡を馴れた手つきでキスの合間に外した。
その仕種にさえ私は溺れる。
外された眼鏡から現れたミンジュンの淡い瞳が、私を捕まえるたびに溶け出す身体と心。
ミンジュンは私をシーツの掛かっていない粗い布地のベッドへと沈めた。
優しく覆い被さる彼の首に腕を回し引き寄せて、重ね合うキスに漏れ出す吐息が耳を刺激して。
目はキスを施すミンジュンを離さずに見つめ続ける。
ミンジュンの愛撫は甘過ぎる。
私を跡形もなく溶かしていく。
彼の存在だけでも甘くて仕方がないのに。
これ以上溶けようが無いまでに私自身を溶かしていく。
艶かしく離されたキスが終われば、ミンジュンの唇が私の身体へと次第に触れていく。
頬から、耳元、首筋と降りていき。
そして、私の髪を優しく撫でながら辿り着いた胸の膨らみにそっと口付けられる。
私は震えながら彼の愛撫を受け入れていく。
強く揉みしだかれる胸と、熱い彼の口内に甘く含まれていく先端に、優しく撫でつけられる肢体。
快感で堕ちていく感覚に、刺激を待ちわびる体感が混じり合いせめぎ合いながら、ミンジュンを求めていく私の全て。
吐息は漏れ出し、声は厭らしく淫らに掠め取られていく。
そして再びミンジュンの唇が私の唇に重ねられた。
これは彼からの合図。
私はゆっくりと閉じていた左右の脚を自ら開いていく。
彼の指が私の熱くなりすぎた中心に優しく押し入ってくる。
息を吐き出しながら飲み込んだ彼の長い指達が、熟れきった内壁を強く擦り上げ蹂躙しながら拡げていく。
その最中に降り注がれるキスは、胸を焦がすまでに甘く切ないミンジュンそのもので。
私は囚われたまま彼の愛に包まれていく。
私の両脚を持ち上げたミンジュンはそのまま肩にそれぞれを乗せ、脱いで側にあったシャツを私の腰の下に敷いた。
『A、愛していい!?』
彼の囁きは刺激でしかなかった。
繋がる身体。
甘く激しく突き進んで来る彼の堅い塊で最芯まで揺さぶられながらミンジュンの手を握りしめ、私は哭いた。
ベッドの上で私の胸に顔を埋めるようにして甘えるミンジュン。
彼の髪を優しく撫でる。
『俺、今、Aの音に包まれてる。俺が作り出せない君だけの音が俺に聴こえてるよ』
覗いたミンジュンの顔はふんわりと微笑んでいた。
前言撤回。
私は彼を憎めそうにない。
『A、このサラダ。何で胡瓜が多いの!?』
だって。
敏感かと思えば鈍感な彼がやっぱり愛しいから。
Last Mojito*Taecyeon story→←溺れた世界1*Minjun story*under
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エイジ(プロフ) - 月花さん» お返事遅くなりましてすみません。オーラスから未だ感情が上手く整理出来ずにいます。ひたすらテギョン一色で書き綴った一話でしたが、しがないオクッパの心の内をさらけ出してしまいました。私が次にテギョンに会えるのはドーム。この目にしかと彼を焼き付けてきます。 (2016年7月17日 1時) (レス) id: d1cda00c22 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 久しぶりにエイジさんのお話が読めて嬉しいのと、このお話はテクペンのエイジさんだからこそのお話だなぁと思いました。その距離も関係性も分かってはいるけど、時折辛くなりますよね。店員さんが何を言ったのかが、気になります。切ないけど素敵なお話有難うございます (2016年6月2日 16時) (レス) id: 2db226cba0 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - じゅんたさん» コメントありがとうございます(*^^*)余りにおひさしぶりの更新ですみません。まだまだ、書きたい気持ちはたくさんですので、のんびりとお付き合いいただけると嬉しいです!! (2015年12月2日 18時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんた(プロフ) - 久しぶりのエイジWorld堪能しました。ありがとうございます(人´∀`) (2015年12月2日 6時) (レス) id: 017662d541 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - りえぞうさん» コメントありがとうございます。嬉しいです、オクッパ同士ですね♪これからも、テギョン溺愛で行きますので、また遊びに来てくださいね!!私も、初めまして♪こんばんは♪(*^^*) (2015年8月16日 23時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エイジ | 作成日時:2015年6月7日 22時