可愛いマシュマロ＊Chansung story＊ ページ41
＊チャンソンside＊
冷蔵庫から冷えた缶ビールを２本取り出して。
録画したドラマに夢中な君に。
タブを開けてからの１本を渡す。
ビールを受け取った君は何故か眉をひそめて不機嫌で。
おかしいな。
さっきまで一緒に入っていたバスルームではあんなに可愛かったのに。
『A?』
聞こえてるはずなのに、返事もせずにビールを飲む君の心の声。
“自分で答えを探して私のご機嫌を直してよ”
さて。
急いで正解を探さないと。
俺はビールを片手にAを見る。
湯上がりの君は俺のTシャツと短パン姿で。
胡座をかいた膝でクッションを抱えてドラマの続きを見ている。
だけどまだ暑いのか。
時折シャツの胸元をパタパタさせる。
その度に下唇をぎゅっと紡ぐ仕草の君。
手元のビールを俺は全部飲みきって。
いい加減涼しくなった頃なのに未だに胸元を気にするA。
あぁ。そういうことか。
答えがわかれば、それはそれは可愛くて仕方がなくなって。
思わず綻ぶ口元を俺は必死に隠すために。
それと。
君を背中ごと抱き締められるように。
俺はAの指先から温くなったビールを取り上げ。
君の真後ろに座って、その首筋に顎を乗せた。
『A、Aはメンバーの中で誰の体型が好き?』
『体型はウヨン。』
『じゃぁ、Aが好きな男って誰?』
腕の中にすっぽり納まる君をやんわりと包み込みながら答えに少しずつ近付いていく。
『好きなのはチャンソン。』
何度聞いても俺を嬉しくさせるその言葉の甘さが堪らず。
Aにもこの気持ちをわかって欲しくて。
悪戯なこの手がAのシャツの中をまさぐろうとしたその瞬間。
『…やだ』
俺の両手は阻まれる。
『何で？』
ここで引いたら正解は無いと解っているから。
『俺はAが好きだよ。』
『うん。』
『俺がやなの？』
腕の中で違う違うと首を小さく振るA。
『私が…やなの。』
涙混じりに漏れてきた声は。
『だって。私……の…おっきくな…い。』
最後は消え入りそうな程で。
『もう、こんな胸…やだぁ。』
遂にぐしゃぐしゃになってしまった君。
あぁ。
可愛い。
可愛い。
全部を食べちゃいたいくらいだよ。
A。
君が不安に思うことなど何一つ無いと。
その自分の裸を見れば一目瞭然なのに。
だって。
君の胸元にはしつこい程の鬱血の証が印されているんだから。
君が夢中で見ていたドラマには。
俺が出ていて。
そんな俺の彼女は豊満な胸をしていた。
Uneven＊Wooyoung story＊→←Black Velvet2＊Wooyoung story＊under
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エイジ(プロフ) - 月花さん» お返事遅くなりましてすみません。オーラスから未だ感情が上手く整理出来ずにいます。ひたすらテギョン一色で書き綴った一話でしたが、しがないオクッパの心の内をさらけ出してしまいました。私が次にテギョンに会えるのはドーム。この目にしかと彼を焼き付けてきます。 (2016年7月17日 1時) (
レス) id: d1cda00c22 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 久しぶりにエイジさんのお話が読めて嬉しいのと、このお話はテクペンのエイジさんだからこそのお話だなぁと思いました。その距離も関係性も分かってはいるけど、時折辛くなりますよね。店員さんが何を言ったのかが、気になります。切ないけど素敵なお話有難うございます (2016年6月2日 16時) (レス) id: 2db226cba0 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - じゅんたさん» コメントありがとうございます(*^^*)余りにおひさしぶりの更新ですみません。まだまだ、書きたい気持ちはたくさんですので、のんびりとお付き合いいただけると嬉しいです!! (2015年12月2日 18時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんた(プロフ) - 久しぶりのエイジWorld堪能しました。ありがとうございます(人´∀｀) (2015年12月2日 6時) (レス) id: 017662d541 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - りえぞうさん» コメントありがとうございます。嬉しいです、オクッパ同士ですね♪これからも、テギョン溺愛で行きますので、また遊びに来てくださいね!!私も、初めまして♪こんばんは♪(*^^*) (2015年8月16日 23時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エイジ | 作成日時：2015年6月7日 22時
