抱かれた背中2＊Wooyoung story＊under ページ5
溢れた吐息はウヨンの涙。
泣けない彼の悲しき声が、私の耳に届けば。
私は彼を何度も抱きしめる。
ウヨン。
ウヨン。
ウヨン。
彼の身体を冷たいシーツに沈めて、上から見下ろした彼の瞳は。
儚げで。
今にも消えてしまいそうなほど小さな色で揺らめいていた。
私は彼に跨がり、両手でウヨンの頬を優しく包んで。
細められた目尻に交互に口づける。
僅かに震えるウヨンの睫毛が、私の胸を鷲掴みにした。
そんな気持ちを知られまいと私は荒々しくウヨンの唇をこじ開けた。
ウヨンの舌を無理矢理引き出させて、絡めとれば。
艶かしく動き出すウヨンの口内に溺れるようにして侵略していく。
次第に熱くなるウヨンの舌が、私を離さない。
もう、熱くて熱くて堪らない。
キスを交わしながら彼がブレスの合間に上下させる胸に、私は手を伸ばした。
男の彼の胸の飾りを弄れば、眉を切なく寄せて舌を離した彼に、私はさらに強くそれを弄っていく。
彼から漏れだす掠れた声が私を呼ぶ度に、私の身体は熟れ、そして奮えて。
数時間前に彼が抱いた私の中心が、また彼の味を求めて宙を上り始める。
それを感じたウヨンの指は、私の蕩けた場所へと辿り着き、そのまま沈められていく。
始めから２本の指をしっかりとくわえた私の中心が厭らしくウヨンの指を締め付ければ、性急に中を抉られてほぐされる。
離れた唇が乾いて仕方がなくなれば、自分で舌なめずりしては、ウヨンの熱を思い出していく。
厭らしく抽挿を繰り返す指だけに意識を取られれば、ウヨンの長い左腕が伸びてきて。
私の右胸を下から持ち上げながら揉みしだく。
ウヨンの瞳を覗き込みながら受ける愛撫に耐えられなくなれば。
私は彼の胸から手を離し口づけを請う。
ウヨンは起き上がり、跨がったままの私をさらに誘うようにして、囁きながら唇を重ねてきた。
『A。もっともっと、僕を抱けよ』
頭の中がその言葉でショートして。
私はついに我慢できなくなった。
跨がった下にある、ウヨンの熱を私の中心に充てがう寸前で、私の身体は反対を向かされて。
背面からウヨンに抱き締められながら受け入れた彼の熱は、私の最奥で激しく哭いた。
私の腰はウヨンに支えられ厭らしく動き。
彼が追い求めた光の先で、私の背中は大きく撓り、私の中で弾けた彼の心を一滴残らず抱き入れた。
力ない私を後ろから抱き締めながら、ウヨンがぽつりと言った。
『本当に綺麗な背中…』
そして。
私の背中は彼の涙を受け止めた。
陽に託した想い＊Nichkhun story→←抱かれた背中1＊Wooyoung story＊under
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エイジ(プロフ) - 月花さん» お返事遅くなりましてすみません。オーラスから未だ感情が上手く整理出来ずにいます。ひたすらテギョン一色で書き綴った一話でしたが、しがないオクッパの心の内をさらけ出してしまいました。私が次にテギョンに会えるのはドーム。この目にしかと彼を焼き付けてきます。 (2016年7月17日 1時) (
レス) id: d1cda00c22 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 久しぶりにエイジさんのお話が読めて嬉しいのと、このお話はテクペンのエイジさんだからこそのお話だなぁと思いました。その距離も関係性も分かってはいるけど、時折辛くなりますよね。店員さんが何を言ったのかが、気になります。切ないけど素敵なお話有難うございます (2016年6月2日 16時) (レス) id: 2db226cba0 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - じゅんたさん» コメントありがとうございます(*^^*)余りにおひさしぶりの更新ですみません。まだまだ、書きたい気持ちはたくさんですので、のんびりとお付き合いいただけると嬉しいです!! (2015年12月2日 18時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんた(プロフ) - 久しぶりのエイジWorld堪能しました。ありがとうございます(人´∀｀) (2015年12月2日 6時) (レス) id: 017662d541 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - りえぞうさん» コメントありがとうございます。嬉しいです、オクッパ同士ですね♪これからも、テギョン溺愛で行きますので、また遊びに来てくださいね!!私も、初めまして♪こんばんは♪(*^^*) (2015年8月16日 23時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エイジ | 作成日時：2015年6月7日 22時
