めくれたオレンジ２＊Nichkhun story＊under ページ12
＊ニックンside＊
僕は狭いエレベーターの中で我慢出来ずに君の唇を奪った。
強く挟み込んだ君の唇が柔らかくて、薄く開く口内に深くまで潜り込ませようとした僕の舌を、君の舌がやんわりと押し返す。
『エレベーター開いてるから』
濡れたままの唇で君はそう言って今度は僕の腕を引いて行く。
へぇ。
余裕だね。
彼女の部屋のドアが開いて二人の体が滑り込めば、玄関のブラケットは自動で付き。
ドアが閉まるその音は、背中をドアに押し付けられた君の身体がかき消した。
君の黒いクラッチバッグがタイルに落とされた瞬間。
僕の左手は細い二つの手首を君の頭の上でまとめるようにして強く縫い付け、そして僕の右手の指は君の顎を優しく捉える。
君の瞳を覗き込みながら、君へとゆっくりと顔を近付けていけば、顔を背けようとする素振りを見せた君の顎を僕の指が許すはずもなく、再び奪った唇。
初めから抉じあけるようにして開かせた赤い唇に、僕は優しさもないままに舌を差し入れた。
避けるように逃げた君の舌を仕留め、逃げるように避ける君の腰を引き寄せ、僕の熱い身体で押さえ込む。
雨で湿ったワンピースが君のボディラインを露にして僕の本能を誘う。
容易く誘われた僕は君の素足の間にぐっと膝を割り込ませ、開かせた下肢。
君をドアに縫い付けたまま、荒々しい口付けを繰り返していけば漏れ出す吐息が僕をさらに煽って、ブレスの合間に浮いた形の良いヒップに右手をじっとりと這わせていく。
口内を暴くように舌で上顎を蹂躙し、強く撫で上げれば張りのあるヒップが厭らしく揺れて、そして寄せられる眉根。
何故だろう。
僕は君に優しく出来ない。
否、
優しくなんてしたくないんだよ。
見つめ合いながら漸く離した君の唇は、ぷっくりと膨らんで益々僕を焚き付けるから。
『ねぇ。ワンピースの裾、自分でめくってよ』
君の両腕をほどいて、僕は耳元で囁いた。
目を閉じながら身体を震わせた君は躊躇ったままで僕を焦らすから。
『ほら、早く』
そう言って、割り込ませていた膝頭で君の熱くなっているだろう秘部をノックしてやる。
一回、二回と。
すればゆっくりと震えながら上がり始める赤い裾。
『良くできました』
再び耳元で厭らし気に囁けば、君はもう完全に僕に堕ちたんだ。
そう。
それでいいんだよ。
ヒップを撫でていた右手をゆっくりと下ろし、捲られて役に立たなくなった短い裾を越えて、僕は指をヒップ側から熱い中へと忍び込ませた。
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エイジ(プロフ) - 月花さん» お返事遅くなりましてすみません。オーラスから未だ感情が上手く整理出来ずにいます。ひたすらテギョン一色で書き綴った一話でしたが、しがないオクッパの心の内をさらけ出してしまいました。私が次にテギョンに会えるのはドーム。この目にしかと彼を焼き付けてきます。 (2016年7月17日 1時) (
レス) id: d1cda00c22 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 久しぶりにエイジさんのお話が読めて嬉しいのと、このお話はテクペンのエイジさんだからこそのお話だなぁと思いました。その距離も関係性も分かってはいるけど、時折辛くなりますよね。店員さんが何を言ったのかが、気になります。切ないけど素敵なお話有難うございます (2016年6月2日 16時) (レス) id: 2db226cba0 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - じゅんたさん» コメントありがとうございます(*^^*)余りにおひさしぶりの更新ですみません。まだまだ、書きたい気持ちはたくさんですので、のんびりとお付き合いいただけると嬉しいです!! (2015年12月2日 18時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんた(プロフ) - 久しぶりのエイジWorld堪能しました。ありがとうございます(人´∀｀) (2015年12月2日 6時) (レス) id: 017662d541 (このIDを非表示/違反報告)
エイジ(プロフ) - りえぞうさん» コメントありがとうございます。嬉しいです、オクッパ同士ですね♪これからも、テギョン溺愛で行きますので、また遊びに来てくださいね!!私も、初めまして♪こんばんは♪(*^^*) (2015年8月16日 23時) (レス) id: 9c27d96a79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エイジ | 作成日時：2015年6月7日 22時
