case5 20 ページ48
「この係が議題に上がる事が決まった。
会議で可決されれば、再捜査係が発足することが決まったも同然なんだけど…」
「けど、なんですか？」
櫻井さんが大野さんを促す。
「今までのやり方と、再捜査係はココが違うんだとはっきり示せ。
二宮を使う理由と使った結果を示せといわれた。
猶予は一か月。」
「は？」
「一か月？」
カタリと音を立てて天然コンビが立ちあがる。
「無茶ですよ。
調書調べて、矛盾点見つけて、二宮を連れて捜査して。
それだけで一か月なんてあっという間に経ってしまう。」
「そうですよ。係長。
６年前の前の事件の関係者なんて、どうやって…」
そんな二人に大野さんはふにゃりと笑う。
「まあまあ。そう言うなよ。
とりあえず、この二つの事件の関係者全員の資料と提出してもらうようにしてるから。
資料が揃ってから頑張ろうよ。
二宮君と相葉君も一か月間はこっちに加わってね。」
「はい！」
相葉さんと二人、立ちあがって敬礼する。
大野さんは独特の温かい微笑みを見せた後、
「じゃあ、正式な発足に向けて宜しく。
ってキメたいところなんだけど。
正直、頼んだ資料が届かないとやる仕事もないんだよね…。」
と長い指で頭をかく。
「で、相談なんだけど。
資料が来るまでの待ち時間にさ。もう一件調べもの出来ないかなと思って。
ほら、時間がもったいないでしょ？
いいよね、翔君。」
「いや、もったいないって言っても、二宮達は通常業務と並行して、こっちに参加してますけど？」
「あ、そうなの？」
尋ねられ、俺と相葉さんは顔を見合わせる。
そういえば、今日の会議に行ってこいとしか言われてない…
変わりに返事をしたのは櫻井さん。
「今のところ、再捜査係の話が表に出せないので、通常業務との並行作業になります。
もちろん、再捜査係の会議や任務は優先的に応じてもらえます。
そういう約束になってます…けど…？」
大野さんはがっくりと肩を落とした。
「ちぇ。じゃあ、翔君と松本に頼むしかないか。」
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ちえさん(プロフ) - うるさん。ありがとうございます。元気を貰ってるとか言われると、本当に嬉しいです。うるさんのお話がもうすぐ終わってしまうのは、寂しいですが楽しみでもあります。頑張ってください。 (2016年2月17日 22時) (
レス) id: 788fd5506f (このIDを非表示/違反報告)
うる(プロフ) - お邪魔します。移行おめでとうございます(^^)2に気が付かず今見つけて慌てて読むしまつ...。悔しさ半分、でもバディの世界を一気読み出来る嬉しさも半分。いつも読んで沢山元気をもらってま〜す！ (2016年2月17日 22時) (レス) id: 7338df8104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん
| 作成日時：2016年2月12日 11時
