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相葉さんは不服そうに口を尖らせる。
『上司にきかれたら答えるしかないでしょうが・・。
もちろん、それは昔の事で今はそんな力は無いって、ちゃんと話したよ？』
『だから、今日、松本さんに呼ばれて行ったら、部屋にお前が来てさ。お前も驚いただろうけど、俺だってびっくりした。』
相葉さんはじいっと俺を見据える。
『お前、たまに一課に協力したりするんだって？それこそ俺、聞いてないんだけど？どういうこと？』
心配と苛立ちの混ざった相葉さんの顔。
こんな顔をさせてしまうから、知られたくなかったのに。
俺は俯き視線を逸らす。
『それこそ、マル秘扱いって言われたし。仕方ないっていうか。
ただ、あれは捜査協力っていうのかな。俺に言わせりゃ占いだよ？主任がどういったか知らないけど。』
調査部準備室が出来てからもアイドルコンビは顔を出してくれていた。
と言っても、セキュリティの厳重な部署だし、ふらっと来てってわけにはいかない。
室長がいない時、まだ不安定だった俺の様子見を兼ねていたんだろうと思う。
来た時には、世間話をしたり、たまには行き詰っている捜査の触りを話してみたり。
そんなとき、ふっと浮かんだことを口にすると、それが解決の糸口になったって喜ばれた事があったんだ。
あれはまだ、香取室長の頃。確か出張か何かで不在だったと思うんだけど。
アイドルコンビはとある資料を持ってやってきた。
煮詰まっててどうしようもないって。ちょっと目を通して感じたことを聞かせてよって。
久しぶりの警察官らしい事で、ちょっと嬉しかったのもあるし。俺は素直に感じたままに話した。
そしたら数日後。アポイントを取り、満面に笑みを浮かべたアイドルコンビがやってきた。
俺が言ったことがすげえヒントになったって言われて。
大げさなくらいに感謝された。
それは大野室長に変わってからも、それぞれが課長と主任に昇進してからも続いていた。
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ちえさん(プロフ) - はるのさん» はるのさん。いつもありがとうございます。楽しんで貰えて嬉しいです。二宮さんの思いは作者の一存にかかっているわけですが(笑)、それまでもう暫くお時間をいただきたいと思います。気長にお待ちくださいね。ありがとうございました。 (2018年7月17日 14時) (
レス) id: 18569da3be (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - ちえさん、素敵なお話いつもありがとうございます。よかった〜無事解決で。事故に記憶喪失ってどうなっちゃうの！？ってドキドキしました。大野室長の悪魔の笑みが怖いですが…二宮さんの思いは…届かないのかもなぁ。またこちらの皆さんに会えるのを楽しみにしています (2018年7月17日 13時) (レス) id: 4083dd9948 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - あむむさん» あむむさん。いつもありがとうございます。コメントいただいて、ほっとしたというのが正直な気持ちです。楽しめたのなら良かった♪二宮さんの本は書いた時は全く決めてませんでした。上手く繋がればタイトルが分かるお話になるかもしれません。気長にお待ちください。 (2018年7月16日 13時) (レス) id: 18569da3be (このIDを非表示/違反報告)
あむむ(プロフ) - ちえさん今回も楽しみました。日本の警察は凄い。能力がなくても地道な捜査で犯人を特定していく相葉さんがThe刑事で惚れました!結局二宮さんは何の本を買ったのでしょうか?またお話楽しみにしています。ありがとうございました! (2018年7月16日 13時) (レス) id: f2bd530470 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はるのさん» はるのさん。いつもありがとうございます。ご期待に添えるよう頑張りたいです。コメントありがとうございます♪ (2018年7月10日 14時) (レス) id: d5e5f7f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん
| 作成日時：2018年6月17日 14時
