・夢・3 ページ3
kazu
マンションの前は車の入れない細い路地。
そこをぬけて、大通りへと向かう。
急ぎ足で歩きながら相葉さんは、風間が持ってきた仕事の話をしてる。
「でね？風間と一緒に挨拶に伺うんだけどさ、
ちょっと遠方だから気が進まなくてさー」
「またその話？よっぽど気が進まないんだね。」
そういって笑うと、相葉さんは首を傾げた。
「この話昨日決まったばかりだよ？」
「あれ・・・また何か勘違いしたかな・・ごめん」
「いやいや。俺きっと何回もこんな話してんだよね？
ホントはさ。
お詫びに伺うなんて事しょっちゅうあっちゃダメなんだけどさ。」
「だよね。あははは」
ドンマイと背中を叩こうをとして気が付いた。
相葉さんの背中が随分上にある
そりゃ、背は相葉さんが高いけど、せいぜい5センチくらいしか差がないはずなのに。
「あ、タクシー見えた！行こっ！」
走り出した相葉さん
「うん！あっ・・・」
一緒に走りだろうとしたら転んでしまった。
もうオレ何やってんだ。
急いで立ち上がろうとするんだけど、何故だろう。
足が動かない。
『あ、すみません。お待たせしました。ほら、カズちゃん！！』
相葉さんの声がきこえる。
どうして動かないの？さっきまで普通に歩いてたじゃん。
「まっ・・待って。俺、足が変なの。」
『え？』
「戻ってきてよ。お願い！」
『だって、タクシー来ちゃってるし・・・
あ！じゃあ、もう一台タクシー呼ぶから、後からおいでよ。
慌てずにゆっくりきてくれていいからさ。
オレ先に行って事情話しとくー』
えっ。うそ。
「待って・・・嘘でしょ・・・？」
ばたんとドアの閉まる音に続き車の音がして、人の気配がなくなった。
「相葉さん・・・？」
俺は倒れたまま、相葉さんの名前を呼んだ。
賑やかな大通りにいるのに、音がなにも聞こえてこない。
「やだっ・・・行かないで！相葉さん！」
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ねこにゃん(プロフ) - ちえさんさん» いつもありがとうございます。こちらの大宮は兄弟みたいな感じなので、その分遠慮なく怒ってケンカしてしまうんですよね💦脱水は無自覚に進行すると所ジョージさんもいってましたね。ちえさんも時節柄お気をつけくださいね。 (2022年6月17日 12時) (
レス) id: 13f4972941 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - カズくん、脱水は怖いんだからねっ！無茶はしないように！心配しすぎると怒りたくなる気持ち、分かります。笑。ねこにゃんさん。不器用な2人が微笑ましいお話をありがとうございました。 (2022年6月17日 10時) (レス) @page26 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - あんずさん» あんずさん、お読みいただきありがとうございます。くたくたヘロヘロのかずちゃん、私も大好きなのでやっつけすぎないように気を付けてます。！あいば茶は夜会の罰ゲームで苦いお茶が登場していたので、思わず出してしまいました。こんなお茶があれば私も欲しいな〜。 (2022年5月7日 18時) (レス) id: 13f4972941 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - ちえさんさん» 今回もいろいろ使わせていただきありがとうございます。こちらの二人は本当に微妙。恋愛感情はある？ない？私にもわかりませんww。智、おっしゃる通りにミーハーなんですよ。でも、きっとあの色紙の本当の価値はわかってないんじゃないかしら？ (2022年5月7日 18時) (レス) id: 13f4972941 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 体力の戻らない和くんが可愛いです… そしてヘリ酔いに効くあいば茶…荒療治に見えつつ、優しさも相まってさすがの効果ですね。ひさしぶりに彼らに会えて嬉しかったです。更新ありがとうございました！ (2022年5月7日 1時) (レス) @page24 id: a42c516e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこにゃん | 作成日時：2021年7月22日 17時
