小さな世界で

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定時のチャイムの音がする













A「この欠品商品の納期が出たら連絡して欲しいです」















佐「もう明日から、橘さんの判子を見ることは無くなるのね」
















A「そうですね…笑」














佐「本当にありがとうね、キツかったよね、この仕事」















A「何年も続けてる佐野さんが本当に凄いと思います。」















A「お身体をお大事にですよ！！」












なんて話していると










コソッと一言












佐「私も来年で辞めようと思ってたの笑」















佐「もうやり尽くしたし、後はパートでも良いかなーってね？笑」
















佐「だから、いつかは私ともご飯行きましょうね？笑」
















A「はい！笑」











全ての業務を終え
















帰る支度をする












扉の前に立ち











振り返ると













全員集合していて












もうこの景色も最後か










なんてしみじみする














A「今日で最終出勤日でした！」















A「何も分からないただの新卒だった私がここまで成長させて頂けたのは皆様が居たからです」












A「人手不足なのにこの選択をしてしまい申し訳ありませんがこの経験を生かし全力で生きていこうと思います！！」



















A「本当にお世話になりました！」










こうして







私の









この会社での










営業事務としての










社会人生活が終わった

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