狂犬にご注意を。2 (ページ18)

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末「んぁー、今日よぉ歩いたわー」ﾄﾞｻｯ

「ほんまね」

末「お前ら探すのに結構かかったからな」

「…ごめんて、笑」

部屋に戻ってすぐ充電をして、大晴くんからのメッセージも返信して…

さぁ、彼は帰るのか？

と眺めとると何故かうちの部屋で転がり始める

「…慣れすぎん？笑」

末「かれこれ何回か来とるからな、慣れるわ」

「ママも慣れすぎなんやけど」

普通、娘の部屋に男の子おったら焦ったりするんちゃうの？
え？
小説やからそんなん関係ないって？

…んなこと言われてもねぇ笑

末「今日泊まろっかな」

「うん、…え？はい？なんて？」

末「ママさーん？お泊まりしてええですかぁ？」

「ちょちょちょっ…！！」

なにゆーてんの、この人！！

帰れよ！てか、帰ってくれ！！

母『ぜーんぜんOK♪ お布団持ってくるな〜♪』

…ママがルンルンなのもよく分からん。

末「顔、怖いで」

「帰れよ」

末「ええやんけ、」

「じゃあママと寝る」

末「ほな俺も」

「…わかったって、」

末「…ふっ、」

「んなっ…！！」

付き合ってまだ3ヶ月？とかやんね？

手もそんな繋いだことないし、キスなんか…

…あかん、初心者がバレる。

末「布団敷いて〜」

「…パパの着替え、持ってくるわ」

末「すまんなー」

パパは出張が多い仕事でほぼ家にはおらん

おる方が珍しいぐらい

なので、今日もうちとママだけ

…っと、あと誠也くんか。

末「…んぁ、スッピンや」

「うるさい、着替えてきて」

末「スッピン、ええやん」

「うるさいなー、もう寝るでっ！！」

末「ちょ、待ってって」

何も起こりませんように。