狂犬にご注意を。2 (ページ16)

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末澤

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正｢やばい、大晴と雪乃さんおらん！｣

末｢はぁ!?｣

リ｢なーんでちゃんと手ぇ繋いどらんかったーん｣

末｢えぇ!? 俺ぇ!?｣

佐｢大晴くん、スーパーボールしに行くって離れてんなー｣

小｢それ言えや｣

佐｢えぇ、ごめーん…｣

末｢あいつは何しに行ってん｣

佐｢俺知らん｣

小｢俺もー｣

正｢なんか聞いた？｣

リ｢なんも｣

・

くっそ、この人混みの中探すのだるいて…

ほんまに手ぇ繋いどきゃよかった

でもまだ誰にもゆーてへんのよなー

…電話かけるか

正｢どう？出た？｣

末｢電源入っとらんわ｣

佐｢…また？｣

リ｢3回目はごめんやで｣

小｢大晴とだけでも合流出来とったら問題は無い｣

・

花火が上がり始めても俺ら5人は固まって2人を探して…
正門の『上の方に移動してみよっか』でまさかのビンゴ

見事2人まとめて見つけれた

…けど、お前ら2人距離近ない？

あいつの顔、ちょっと赤ない？

しれっと隣に座って手を握ると静かに握り返してくれたけど
2人でおった時のことが気になる…

…俺、めっちゃ好きやん。

どーした、俺。

白地に赤い花の浴衣姿見て、ズッキュン。ってか？

…可能性はある。

・

・

｢んんっ！おいしい！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

末｢んー！いちごやー！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

リ｢…可愛い。｣ｷﾗｷﾗ

正｢うん、可愛ええな｣

佐｢小島くん、あーん♡｣

小｢あっつ！あっつ！！｣

福｢たこせん…たこ焼き、焼きそばに…はしまき！！と、串は外せんよな、うんうん｣

それぞれ好きなものを買って道中歩きながら食べる

末｢ほな、送ってくわ｣

｢またね、楽しかった！｣

佐｢またお誘いするわー！｣

小｢拐われんなよ〜｣

リ｢縁起でもないこと言わんといて、またね｣

正｢浴衣、似合ってんで。おやすみ｣

｢正門くん、ありがと！おやすみ〜！｣

正門、俺の彼女をしれっと褒めたな敵か？