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福｢おらんなぁ〜｣ｷｮﾛｷｮﾛ
｢…｣
なんで、手を繋いでんの？
人混み避けて、少し上の方に来たのに…
｢…大晴くん、手ぇ…｣
福｢んー？｣ｷｮﾛｷｮﾛ
すごい必死に探しとるなぁ…そらそっか迷子やもんね、うちら
…ﾋｭｰ ﾄﾞﾝｯ！
｢えぇっ…!? 待って!? もうそんな時間!?｣
福｢あーあー…迷子になったまま花火上がり始めたなー…｣
｢皆で見たかったのにー…｣
福｢…まぁまぁ、俺おるやん？｣
｢…まぁ、｣
皆で見たかったのはほんま
…でも、誠也くんと見たかったってのが少し強い
福｢A｣
｢ん？｣
探すのを少しやめて、座って花火を2人で見とると声をかけられて横を振り向く
福｢俺さ、好きやで｣
｢ん？…あー、花火？ええよね、打ち上げ花火うちも好きよ｣
福｢手持ちより打ち上げ花火よなー！…やなくて！｣
｢え？花火ちゃうん｣
福｢俺が好きなのはA｣
｢…へ、｣
福｢付き合って、くれんかな｣
はにかみながらも真剣に伝えてくれる大晴くんに
｢いいよ｣って言ってあげたい
…でも、
｢ご、めん…｣
福｢そ、…っか、｣
｢ほんま、ごめん…｣
福｢もしかしてさ、好きな人おるとか？｣
｢えーと…｣
正直まだ皆には伝えてない
…気づいとる人おるんかな？知らんけど
佐｢おったーーーーー！！｣
小｢もー探したでー｣
リ｢末澤、パニックなってたで｣
末｢…よかった、｣ﾎﾞｿｯ
正｢見つかったのが嬉しすぎるの見え見え笑｣
末｢はぁ!?｣
誠也くんと付き合っとる、って言おうとしたら
皆がうちらを見つけてくれた
小｢なに？2人で抜け出したん？｣
福｢なんでや！たまたま2人バラバラに迷子なって、合流してん、な？｣
うち、振ったのに…
…大晴くん、ごめんね。
1番に仲良くしてくれとったのにね、
｢そうそう、迷子になっとった所見つけてもらってん笑｣
小｢なーんや、ちゃうんか｣
佐｢また拐われたんか思った…｣
正｢まだ少し花火上がるからここで見るか！｣
リ｢2人探すのに必死やったからなー｣
｢ごめーん笑｣
福｢ごめん笑｣
末｢あー疲れたっ！…んっしょ、｣ｽﾄﾝ
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作者名：miya | 作成日時：2023年11月4日 22時
