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末｢…だいぶ、落ち着いたな｣ｽｯ
｢え？…あ、うん｣
あの日からの末澤くんはうちの口元の傷に手を当てて時折悲しそうな顔をする
｢口の中って治るん早いね！｣
末｢まぁ、外傷よりかは、な｣
あの時、1回だけグーで顔殴られたっけ
…左目尻の下辺りに切り傷あるんよねー
跡残るかなー…
末｢ほんま、ごめんな。｣
｢いいって、末ざ… ｺﾎﾝ …せ、誠也、くんのせいやないしっ、！｣
末｢今『末澤くん』って言おうとした？｣
｢してない｣
末｢した｣
｢してない｣
なんなん、このやりとり！！
どっちでもええわ！！
…ｽｯ
｢…っ、｣ﾋﾞｸｯ
末｢あ、や…ごめ…｣
｢これはっ…その、びっくりした、っていうか…｣
急に鎖骨に手が触れてびっくりしてしまう
…あの跡は消えたけど、末澤くんにはまだ脳裏に焼き付いとんかな
｢もう怖ないよ｣
末｢…え？｣
｢だーって、狂犬って言われる誠也くんがおんねんで？笑｣
末｢ふっ…なんや、それ｣
｢どっからでもかかってこい！｣
末｢それは困る｣
｢えっ、!?｣
7人でご飯を食べて、5人は屋上に寝転んでお昼寝中
こんだけ騒がしくしとったら起きるかな？って思ったけど誰も起きん
…逆にすごいな
末｢キス、してい？｣
｢うん……は？｣
末｢え？｣
｢え、なんで今？｣
末｢したなったから｣
｢絶対今やないと思うけど｣
末｢お前、ムードもクソもないんか。うん、ゆーたやん｣
｢学校の屋上で皆とご飯食べた後にムードもクソもあるかっての！！｣
正｢…もうええか？笑｣
福｢家でやってくれ…笑｣
佐｢ほんまにするんか、ドキドキした…｣
リ｢されたらされたで起きれんわ｣
小｢はい、ちゅーう！ちゅーうっ！｣
…一生寝ててもろてええか？特に、小島くん
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作者名：miya | 作成日時：2023年11月4日 22時
