狂犬にご注意を。2 (ページ1)

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5月から始めた文化祭準備もそろそろ終わり…

誰にも邪魔されず、仕上げることが出来た

まぁ、それも末澤くんのおかげだったり…？

末「…お前ら、これに手ぇ出したら覚えとけよ」

そう言って、皆に釘刺してた…笑

一応、『狂犬』って呼ばれとるぐらいやから、誰も触らずそっとしておいてくれとるから安心

…ちなみに、去年の男の子たちに捕まったあとぐらいかな？

うちも一目置かれてまして…

『あの女は末澤の女やから関わるな』

『末澤と絡んどるから近寄るな』

等と、噂があるらしい…

いや、末澤くんとはなんもないけどね!?

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そして文化祭当日…

何事もなく終わりますように…

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佐野

福「あれ？Aは？」

佐「見えんのよ、俺も探してて…」

小「あいつ、小さいからなー」

1番文化祭を楽しみにしとったはずのAちゃんが見当たらん

…あ、呼び方変えてみてん

ちょっと照れくさいけど、苗字で呼ぶよりかは友だち感あるかなーって

Aちゃんは相変わらず「佐野くん」って呼んでるけどな

正「おっかしいなー、さっきまで一緒やったんやけど…」

リ「また誰かに連れ去られたりしてー、ははっ」

福「んなわけ…ん？」

正「…ない、と信じたいねぇ」

佐「うそやーんっ…」

確かにAちゃん、めちゃくちゃ軽いから担いで連れて行けるけど!?

こんなしょっちゅう連れ去られる人もなかなかおらんよっ!?

末「なんしてん、こんなとこで」

佐「なにしてたんっ！！」

末「んぇ、トイレ」

リ「また連れてかれた」

末「…んん？」

小「チビ」

末「誰がチビじゃ」

正「やなくて、雪乃さんが…」

末「はぁぁぁぁあ!?」

福「…っしゃ、繋がった！良かった、電源落とされてなくて！！」

大晴くんが、前回で学んだらしくGPSを付けといたらしい

ちゃんと了承は得てるんて！

福「…学校、なんよなぁ、、あはっ、」

リ「使えんな」

小「手分けして探すしかないやん」

末「えぇ、走るん…」

佐「俺、体育館とか行ってみる！」

福「俺は上から回るわ！」

正「俺は先生に変な人おらんかったか聞いてくる！」

学校にはおる、って事…やんね？

待っとってな、すぐ助けるから…