唯一の同い年。

疑問の正体４ ページ10

Ryo，side

横「亮ってさぁ･･･ヤスのこと好きやろ？」

亮「･･･っ！？」

横「うわっ、おい、火！！火！」

亮「え？あぁぁ！！」


危ないなぁ。
米がこげてしまう･･･。

横「あっぶないわー」

亮「ごめん、ごめん」

横山くんが急にそんなん聞いてくるから･･･。

横「まぁ、もとは俺のせいやけどな。
･･･やっぱ、そうやったかー」

亮「いっ、いや、ちゃうって！！」

横「今更何言うてんの。もうとっくに
気づいとったわ、アホ」

亮「え、･･･なんで」

横「いや･･･わかりやすすぎやで、自分」

横山くんはそう笑いながら言う。


えっ、嘘やろ･･･。
もしかして章ちゃんにも･･･？

横「ま、肝心のヤスは
気づいてないみたいやで」

なんやろ、ほっとしたけど、ちょっと悲しい。
いや、バレとったら
それはそれでアカンけど。


横「･･･俺もやから」

亮「え」

横「ヤスのこと」

亮「まさか、横山くんまで！？」

横「その口ぶりは他のメンバーも
知ってんな？」

亮「えぇ、いや･･･」

それは、丸とすばるくんのこと･･･やんな。

っていうか、マジで！？信じられへん。
てっきり村上くんなんかと･･･。←

いや、横山くんと村上くんのこと、
そういう目で見とったわけちゃうで？

ガチャ あれ、帰ってきたんかな？

雛「ただいま、おぉ、お粥か」

亮「お、おかえり･･･」


横「あっ、亮、気づいてないみたいやから
言うけど、...雛もやで」



雛「はぁ？」

亮「う、うわぁ、嘘やろ！？
村上くん！！なぁ！」

雛「今何の話やねん」

横「いやな、亮、ヤスのこと好きやん。
俺と雛もやでって言っとったとこ」



雛「なんやお前、気づいてなかったんか」

亮「嘘やろぉ･･･」

雛「こんなとこで嘘ついてどうすんねん」


いや、ちょっと待て。


亮「･･･すばるくんに、丸に、横山くんに、
村上くん･･･ほぼ全員！？」


章ちゃんと大倉除いて全員！？はぁ！？


横「いや、全員やろ」

まさか、いやまさか･･･。

横「大倉！あいつこそ、そうやん。
いっつも、ベタベタしよって･･･」

･･･せやから？･･･要するに、
メンバー全員、章ちゃんに惚れてる
ってことなん！？



た、たしかに、可愛いし、モテるのもわかる。けど全員って！？

でも、大倉にはまだ直接聞いてへんけど、
多分あってるんやろな･･･。




雛「おい、亮。ええから、
お粥に、スポドリに、冷えピタ。
･･･あと熱も測ってきてや」

亮「お、おん･･･」

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