寝ても覚めても。 (ページ21)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:27,602 hit

これは日常ページ21

yoko,side

マネージャー「おはようございます」

横「おはようございまーす...」

安「横ちょ、おはよ～」

横「おわっ...おはよ」

マネージャー「じゃ、出発しますね」

そう言って、
マネージャーが走らせる車が動き始めた。

今日はマネージャーが運転する車で、
仕事場まで移動。

車の中には
俺とマネージャーとヤス。

本来なら
他にもメンバーが居るはずなんやけど、
俺は忘れ物で一度家に戻ったため、
他のメンバーとは時間がズレての出発。

そう聞いとったから、
車の中にはマネージャーだけ
やと思ってたけど...
どうやらヤスも
寝坊で遅くなったんやって。

...てことは、
マネージャー除いて
ヤスとふたり、か。

安「なぁ、横ちょ～」

横「何？」

二人でたわいのない話を繰り返す。

内容は仕事だったり、
プライベートのことであったり

話したことは、
何時間後くらいに忘れてしまうような
小さい事ばかり。

とは言いつつも、
それを実際に忘れることはない。

それはつまり
忘れてしまいそうな程、
話してるヤスに夢中になってるってこと。

...なんか、こういうのってええなぁ。

－－－－－－－－

安「皆、おはよう～」

横「おはよう...」

仕事場に着いて、他メンバーと合流。

倉「あ、二人とも遅いでー」

丸「遅刻やー、不良やー！」

横「違うわっ、アホ！」

ニヤついている丸をに軽く反論する。

チラリと時計を見たけど、
別に遅刻したわけやない。

ただ、他のメンバーより遅れて着いたのは事実。

丸の軽いジョークとは分かってても、
なんかヤスとのことをからかわれたみたいで、
あんまり嬉しい気はせぇへん。

そんな事を考えていると
ヒナが声をかけてきた。

ヒ「よぉ」

横「お、おう」

ヒ「なんやお前、朝から...まぁ、ええわ。
これ台本やから」

横「あ、おん」

それ以上は俺に用が無かったのか、
ヒナは俺に台本を渡すと、
すぐさまヤスの方へと向っていく。

ヒ「ヤス！何やお前、その格好」