182 1番しかいらない ページ32
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僕の言葉に向き合おうとしないヒョンに、鼻で笑いながら視線を送る
JM「ヒョンも…Aをジョングクから奪えなかったんじゃないの？」
さっきから僕ばかりがヒョンを見ていて、ヒョンは目も合わさず、顔色ひとつ変えない。
YG「本物の糞ガキだな。もう一回言うわ。黙れ。仕事しろ。」
JM「ふっ、図星ですか？」
正直、過去であろうとヒョンがAに何かいだいてる事くらい気付いてるから。
知りたくないけど、知りたい。
YG「あのなあ。俺とあいつは、他人。全くの他人。何の関わりもねー他人。」
JM「どうだか。毎日時間があれば屋上に上がって。ジョングクのお弁当の残りモノでも分けてもらってるんですか？」
自分で言ってて、悲しくなる。
まさに自分の事。
YG「お前、俺を苛つかせるの趣味か？」
ヒョンは机をバンッと叩いて、初めて僕を見た。
JM「辞めて下さい。壊れます」
YG「……っ、お前なあ」
JM「LAに行く気が失せます。」
YG「ジョングクの姉のチョンAとは昔からの仲だ。……なあ、ジミン。何が知りたい？」
ヒョンは僕の言葉にやっと向き合う。
昔からの仲。それは知ってる。
……深い仲なの？
YG「あー、知りたいのは告白された事か。何年前だっけな？返事は、してない。仕事が出来るようになればするつもりだった。」
JM「告……っ、ゲホ、ゲホ、」
予想しない答えに、あまりに驚きすぎて水が口から出そうになる。
ありえない、信じられないんだけど…。
Aからそんな雰囲気は全然出てないし。
JM「嘘。嘘言わないで下さい」
YG「嘘じゃない。まあでも、お前からすれば嘘になるか…。ご想像にまかせるわ、悩んで、泣け。」
JM「泣っ、……」
ヒョンに……告白？ほんとに？ジョングクはそれを知ってたの？
あの男好き、何回僕の心臓を止めようとしたら気が済むの？
YG「やっと黙ったな。…仕事しろ。」
僕に勝った気でいるヒョンに堪らなく苛立つ。
Aはね、……僕のなの。
今までだって、この会社に入ってからも、
僕は完璧で、エリートで、手に入らないものなんて一つも無かった。
出来ない事に嘆くのも、手に入らない物を諦めるのも、僕にはありえない。
いつも手に入るまで誰よりも、人以上に努力した、それが僕だから。
一番しか、いらない。
二番以下は大っ嫌いなの。
A、今何を想って誰を見てるの？
待ってて。
必ず僕のものに、してあげるから。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
